映像が乱れるスーファミを修理してみた

メンテナンス中に不具合に気付く

私Naokitは現時点でスーファミを8台所有しており、定期的にメンテナンスしているのですが、今回新たに動作に問題がある機種を発見しました。

電源投入時に画面が白黒状態でかなりチラついて乱れるような感じでまともに表示されません。しばらくすると映る場合も有りますが表示が非常に不安定。

あー、これはよくある内部のグラフィック表示部のコンデンサの容量抜け症状ですな。

スーファミも既に20年以上前の機種になるのでこの手のトラブルはいつ起きてもおかしくないと思いますのでしょうがないですね。

分解していく

さて、では早速分解していきましょう。

↓実は、以前にも今回とは別個体ですが同様の修理を行ったことがありますので興味のある方や詳細を知りたい方はこちらも参考にどうぞ。

映像の出ない110円のジャンクスーファミを直してみた

って事で、途中工程をだいぶ省略しますがどんどん分解していきます。

毎回言っていますが、外枠のカバーを外すときだけは特殊ネジが使用されているので専用のドライバーが必要です。

ちなみに、今回の機種の型番は最初期型の”SHVC-CPU-01”でした。

金属カバー等をいろいろと取り外すとメイン基板にアクセスできるようになります。

対象コンデンサを交換

今回交換の対象となるコンデンサは電源や映像・音声コネクタ付近にある、

C57とC58のコンデンサです。(C59、C60のコンデンサはS端子出力用のコンデンサなので使用していない人は交換不要です。)

コンデンサを簡単に取り外すコツは上記の前回の記事を参考にして頂くとして、サクッとコンデンサ取り外し完了。

前回はこのC57とC58のコンデンサ(100μF)2個をそれぞれ交換しましたが、実はこの2つのコンデンサは並列に繋がっているだけなので、220μFコンデンサがある場合はこれ一個で代用可能です。前回と同じ修理では面白くないので今回は220μFのコンデンサで修理しましょう。

正極と負極を間違えないように新しいコンデンサをハンダ付けします。簡単ですね。

(写真では分かりにくいですが、一応説明しておくと今回はC58の正極とC57の負極側のパターンに220μFのコンデンサを一個だけ取り付けています

(写真は今回代用で用意した容量220μFのコンデンサ)

無事修理完了!

この状態で軽くスーファミを仮組して、テレビに接続してテストしてみると、

やりましたっ!!。無事にキレイにカービィのタイトル画面が表示されるようになりました。

この後、念のため数時間デモ画面を流して動作テストをしましたが、全く画像も乱れることなく快適に動作する様になりました。

今回、折角直したので今後も大事に使って行きたいと思います。今回はここまで。では、また。

Author: Naokit

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