またレコードプレーヤーを買って直してみた

また、レコードプレーヤーを購入

少し前にコロムビアのレトロレコードプレーヤーの名機(GP-3)のジャンク品を買って直して使っていたのですが、先述の機種は仕様上モノラル出力しかなく機能的にも音質的にも少し物足りなさを感じて来たので新しくジャンクのレコードプレーヤーを追加購入してきました。

購入したのはパナソニックのSL-J8。1998年製とレコードプレーヤーとしては比較的新しい機種ですね。症状としては回転速度に難ありの様です。

まぁ、ベルト交換等でどうにかなるかと思いとりあえず購入してみました。

詳しく見ていく

まず、ダストカバーを開けた時に最初の不具合発見。ジャンク説明POPには記載は無かったのですが、ヒンジ部が左右とも破損しています

でもまぁ、これはレコードプレーヤーあるあるですので想定内。

内部はそこそこキレイな状態。欠品部品などは無さそうです。

・・・と、思ってたらシングル盤用アダプタ(以下アダプタ)がポロっと外れました

アダプタ部の裏をよく見てみると、3つあるツメのうち一個が破損しています

この機種の場合、アダプタはこの3つの穴にツメを引っかけて固定し、かつ下からスプリングで押し上げる設計になっており、ツメが無い場合すぐに外れてしまいます。アダプタを使用しない33回転/分のアルバムを再生する場合はこのアダプタは特に必要ないので外して使用しても問題ないのですが、アダプタ使用が必須の45回転/分のシングル盤を再生する時には問題になりますね。

とりあえず再生してみよう

外部機器とはこのコンポジットケーブルで接続します。もちろんステレオ仕様です

この機器はフォノイコライザー機能を内蔵しており、外部アンプ等に接続する際に必要に応じて裏側のスイッチでその機能のON/OFFが出来ます。

今回はLINE OUT設定にして外部スピーカーに接続します。

ちなみに、ターンテーブル上にはレコードサイズを感知するセンサーが搭載されており、これによりオート再生時にレコード針を落とす位置を変更している様です。

ちなみに本体前面左側部には回転数変更のスライドスイッチと、

右側部には手動でアームを上下させるキューイングスイッチとオートプレイボタンがあります。

では操作方法も確認した所で、その辺にあったコンポに繋ぎいよいよテスト再生。

・・・・あれ?、普通にキレイに再生されてますねPOPに記載のあった回転速度が遅いという症状は全く確認できません。むしろ、かなり良い音で再生されています。

おそらく、ハードオフの店員さんが何か勘違いされてスライドスイッチが33回転/分の設定のまま、45回転/分用のシングル盤をテスト再生して不具合があると診断したのかも知れませんね。とりあえず、これは嬉しい誤算でした。

不具合箇所を修理

では、とりあえず見つかった不具合を順に修理していきましょう。

まずはアダプター部のツメ破損修復。パテを使用して再生しようかとも思いましたが、単にツメを作成すれば良いだけなのでクルーガンを使い

簡易的にツメを作成。上の画像は作成途中のものなのでイビツな形状ですが、これをベースに加工・修正してツメを作成しました。(加工後の写真は撮影し忘れました・・・)

この作成したツメが奇跡的に穴にピッタリはまりました!

アダプタは押し込んだり回転させる事により、

アダプターが飛び出したり、収納されたりして任意で使用・未使用の切り替えが出来ます。

レコードに合わせて取り外したりする必要がないので紛失の心配も無く便利です。

次に、ヒンジ破損部分の修復

将来的にはホームセンターで蝶番(ちょうつがい)を購入してケースにドリルで穴を空けネジで固定しようと考えましたが、今回は応急処置で黒い布テープで補強します。

内部もスムーズに開閉できるように布テープを余裕を持たせて貼ります。

これが、かなりいい感じでした。黒テープなので修復部もほとんど目立たず、言われなければ気付かないかも知れません。開閉もストレスなく行う事が可能になりました。

とりあえず、修理完了です。

(↑レコードプレーヤーの修理に定評のあるヒンジ)

かなり満足度の高いプレーヤー

その後、手元にあったボーズのモバイルスピーカーに繋いでしばらく音楽を楽しんでいましたが、

前述した、以前に直したレコードプレーヤーより音質も良いですし、何よりステレオ対応なので臨場感も違います

また、オートプレイ機能等も充実しているので面倒なアームの手動移動等も必要なく、快適にレコード試聴体験が楽しめるのは良いですね。

自分はどちらかと言うとCD世代ですので、当然音質はCDには劣るのでしょうが、その音質も含めて当時の味のある”音”を再現し懐古出来るのは楽しいです。

ハードオフ等では名曲のレコードがジャンクコーナーで特価でたくさん並んでいますので、昔興味のあった曲を改めて探して当時の音で聞いてみたいと思います。

今回はここまで。では、また。

Author: Naokit

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