ジャンク箱で発見
ハードオフのジャンク箱にてパナソニックのポータブルMDレコーダーを発見。
型番はSJ-MR200で値段はなんと110円(税込)でした。もちろんありがたく購入。
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前面部は比較的キレイで状態は良さそうです。
裏面は前使用者のメモシールが貼られていました。どうやら録音方法を忘れないように簡易的なメモを貼ったものと思われます。
こういうのを貼るという事はおそらく比較的高齢な方が使用されていたのではないかと推測できます。
サイドには外部入力端子(光デジタル入力・アナログ入力)とマイク入力端子があります。
リモコン部は破損もなく無事です。ちなみに液晶は半透明液晶。向こうが透けて見えるのでなんかちょっとオシャレです。
イヤホンはパナソニック純正のものは失くしたのか、アイワ製品のものが代わりに取り付けられていました。
試しに他の機器に繋いで再生テストをしましたが、断線などもなく普通に使用可能でした。音質も思ったよりも良いです。これだけでも110円の元は取れていそうですね。
ちなみに、専用のガム型充電池は入っていませんでした。残念。
液漏れによる腐食あり
専用のガム型充電池が無いので、乾電池を入れて動作テストをしようと付属の電池ボックスを外していると、
嫌な予感が・・・・
あー、乾電池の液漏れで接点が結構腐食してますね。
乾電池を入れる負極側もボロボロですね。バネ部は腐食で取れてしまっています。
なるほど、これがおそらくジャンク理由なのでしょう。
まぁ、ジャンク品購入で液漏れで腐食なんてのは良くある話。
むしろ液漏れなんてのはメイン基板上を腐食でもしていない限り、キレイに清掃してやれば比較的簡単に通電するようになる事が多いので修理作業としては楽です。
端子部を磨いた後、とりあえず取れたバネ代わりにアルミホイルを挟んで導通させます。
動作テストしてみる
では、動作テストを行いましょう。
ちょうどハードオフのジャンク箱に新品のMDディスク(110円)が一個だけ残っており、一緒に購入していたのでこれを使います。
MDディスクを挿入し、RECボタンをスライドしてみると、
電源が入り、ディスクの読込が始まりました。
その後、MDを認識。MDのピックアップ部も無事に生きているようです。
では、次に録音テストを行いましょう。
その辺に転がっていたiPod nanoをミニプラグケーブルでこの機器に接続してアナログでの録音テストをしてみます。
なぜか電池がすぐ切れる
ケーブルで接続後、テストを開始してみると録音中の画面表示も出てきて無事に録音が出来ているようです。
その後、数分程録音テストを継続してこれでとりあえず修理完了か….と思った矢先、
いきなり、ローバッテリー表示が出て電源が落ちました。
最初は、たまたま乾電池が消耗していたのかと思い、乾電池を新しいものに交換して再テストしてみましたがその電池でも5分程で電源が落ちました。
不審に思い、バッテリーチェッカーで電池残量を調べてみたところ、両方の電池とも残量は十分にあります。
問題の解決のために、念のためメーカーのサイトより近い型番の機種のマニュアル(SJ-MR220)をダウンロードし、録音時の注意を読んでいたところ、
”乾電池使用時は、必ず充電式電池を本体に入れた状態で録音してください”との表記が。
普通に考えると充電池は予備的なものなので無くても動作しそうなものですが、まぁ説明書にわざわざ表記されているのであればこれが原因かもしれません。
とりあえず、疲れたので今回はここまで。後日ガム型充電池を探してリベンジする”予定”です。
では、また。