ジャンクのカシオのラベルライターを買って改造してみた

一家に一台あると便利なラベルライター

ハードオフでジャンクのラベルライター(カシオの商標名はネームランド)を買ってみました。値段は税別で300円。

実はラベルライターは昔から愛用しており、家に他にも1台所有していますが、18mmのテープ幅までしか使えず使用フォントも少ない安価なモデルでしたので、今回の購入したモデルがうまく動けばメイン機として使いたいなと思っています。

ジャンク理由は?

ジャンク理由は上記の通り ”印刷中に電源が落ちる。パーツ取りに(どうぞ)。” との事。

印刷中に電源が落ちるという事は、逆に言うと印刷するまでは普通に電源も入り使用できるという事ですね。つまり、印刷時の消費電力が増えると思われる時に何らかの原因で電源が落ちるという事は、電源供給周りのトラブルだろうと推測。定番のコンデンサー周りが怪しいですね。

とりあえずは症状を確認

まぁ、とりあえず症状を確認してみましょう。家にあった印刷用カートリッジを装着して、電池を入れてテストしてみます。

電池ボックスを開けてちょっとびっくり。この機種、単3電池をなんと8本(12V駆動)も入れなければいけません。自分が持っていた別のラベルライターの機種は電池6本(9V駆動)使用で、それでも多いと感じていたのにそれ以上の電池本数です。まぁ、印刷も出来るのでその時にそれなりの電力が必要なんですかね。

ちなみに、本来は専用のACアダプタが付属しており、それで運用可能だった模様。確かに電池8本も毎回用意するのは面倒ですのでこれは当然だったのかも知れません。

で、写真を撮り忘れましたが、電池を用意しテスト印刷をしてみると、

なんと普通に印刷できました。

その後、更に10枚ほど印刷してみましたが、何の異常も無し普通に完動品でした。

おそらく、ハードオフの店員さんが買い取りテスト時に消耗した電池などを使用していたため、電力供給不足で電源は入るが印刷時の負荷が大きくなった時に電源が落ち、それを故障と判断してしまったものと思われます。

気を取り直して何か改造しよう

普通に完動品だったという事で、ある意味ハードオフに騙された感が残りますが、ブログネタのために何か改造でもします。

・・・って事で考えたのは、先ほども述べましたが、さすがに毎回電池を8本も用意するのは面倒なので、家にあるPCのジャンクパーツをかき集めてACアダプタで駆動できるようにしようと思います

(純正のACアダプタ買えばいいじゃんと言われるかもしれませんが、300円のジャンクに数千円かけるのは負けた気がしますのであくまで自分はお金をかけずに改造にこだわります。)

用意した部品

1つ目

PC用の12V電源(4ピンタイプ)アダプタ。旧の4ピンタイプの内蔵HDD等を外付け化する時等に使用するアダプタです。

今回のラベルライターが12V電源だったので電圧的にはピッタリです。PCでは12Vは良く使われますからね。ちなみに電流は2Aありますので24W相当まで供給可能です。

ラベルライターの消費電力が最大14Wの様なので電力は十分余裕があります。

単純にこのアダプタのケーブルを切って直接12V電源を取り出しても良いのですが、これはこれでPC機器をたまにテスト動作する時にも使いますので今回はこちら側はそのまま使用します

(次に紹介するケーブルを加工しラベルライター内部に電源を引き込みます。)

2つ目

PC用4ピン電源延長ケーブル。先ほどの電源をラベルライター内部に引き込むために使用します。

延長ケーブルなので、片側がメスピン、もう一方がオスピンになっています。今回はメスピン側を使用します。

では改造開始!

分解してラベルライターの内部を確認。

電源部を確認。ACアダプタジャック又は電池ボックスにつながっている赤白のケーブル部から電源を直結できそうです。

今回は加工が簡単なので、赤白ケーブルをたどって電池ボックス部から電源を直結させることにしました

ちなみに、PC用の4ピンケーブルの仕様はこんな感じ。

真ん中の黒いケーブルはどちらもGNDで赤のケーブルは5V、黄色のケーブルからは12Vが供給されます。つまり今回は12Vのみが欲しいので使うのは黄色のケーブルと黒のケーブルのみになります。

こんな感じに延長ケーブルのオス側の端子は切り取りました。(本当は左側の赤黒のケーブルも今回は使わないので短くカットしても良いのですが、とりあえず今後の改造で5Vが必要になった時に流用できるように今回はとりあえず残しています)

次に、このケーブルを内部に通すために電動ドライバーで穴を空けましょう。

空けた穴から内部にケーブルを通し、黄色の線を電池ボックスのプラス側、黒色の線をマイナス側にハンダ付けします。

空けた穴にはホットボンドを流し込みケーブルを固定します。

改造終了。完成~

その後フタを閉めたら改造終了。これでラベルライターにPC用12Vアダプタが接続できるメス端子が出来ました。

このメス端子にPC用4ピン電源ケーブルを差し込んで電源ON!

無事、ラベルライターの電源が入りました。

その後、数枚テスト印刷をしましたが問題ありませんでした。

これで電池を用意する必要がなくなったので使い勝手はだいぶ良くなったと思います

ちょうど家の書類のバインダーの整理をしようかと思っていたのでこれから重宝しそうです。

Author: Naokit

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