1980年代に登場
(↑カシオのホームページより 写真は復刻版のSL-880-N)
みなさんは1980年に発売されたカシオのゲーム電卓と言うものはご存じでしょうか?
名前の通りゲームができる電卓で当時かなりヒットしたようです。
時代背景としては、当時は任天堂のファミコン(1983年発売)すらもまだ発売されておらず、丁度ゲーム&ウォッチが発売された年になります。世間ではその2年前(1978年)にゲーム史に残るスペースインベーダーが大ヒットしていました。
電卓でインベーダー?
このゲーム電卓はシリーズ化され数々のゲーム内容で約8種類ほど発売されたようですが、やはり一番人気だったのは当時大ヒットしていたスペースインベーダーをオマージュした”デジタルインベーダー”だったようです。
インベーダーとは言っても、当然電卓の画面でオリジナルのスペースインベーダーのようなグラフィック画面の表示は無理なので、数字をインベーダーや自機に見立てて遊ぶというものです。
このゲーム電卓のデジタルインベーダは実は2018年に復刻版が発売され、一時店舗では品薄になるほどの人気でした。
↑遊び方等の詳細はカシオ様のホームページの解説動画でどうぞ
ゲームの概要としては、右方向から左方向へ徐々に迫りくる数字のインベーダーに自機の数字を合わせてどんどん撃墜していくというイメージです。
この迫りくる感覚はまさに”スペースインベーダー”ですね。
初めて画面を見た時は何をしているのか少々分かりにくいかもしれませんが、慣れると割と単純なルールであることに気づくと思います。使うボタンもゲーム中は2個だけ(AimとFire)なので操作も簡単。
ただ、闇雲にインベーダーを倒すだけでは高得点は狙えませんので、消した数が10の倍数になるようにインベーダーを倒し高得点のUFOを登場させる等の演出もあり、そこで戦略性が問われるなど奥が深い一面も持っています。
シミュレーターで遊んでみる
今では復刻版の実(SL-880)は普通にAmazon等で購入可能なのですが、Webで検索してみると、とあるサイトでシミュレーターが公開されていました。
↓akebi_mh様のサイト
https://qiita.com/akebi_mh/items/de4564ce9e02fed6fd7e
上記サイトの”こちらからプレイできます”のリンクをクリックすれば、ブラウザ上ですぐゲームが遊べるのに加え、オリジナルにはないゲームの難易度調整やリプレイ機能、ランキング表示等の追加要素もあるという充実ぶり。
また、PCのキーボード操作だけでは無く、なんとスマホのタッチパネル操作にも対応(画面左側部タッチで”Aim”、右側部タッチで”Fire”)しています。
ただ、自分は世代的に実機に触った事がないので残念ながら再現度がどれ位なのかは感覚的には分かりませんが、おそらくかなり実機に近いのではないかと思われます。何度か遊んでいるうちに結構ハマってしまいました。かなり面白いですよコレ。
akebi_mh様ありがとうございます。
ちなみに、このサイトで何度か腕試しをした所、自分の最高得点は”7710”点でした。(Easyモード)
一応ランキングにはいくつか名前を残しておきましたが、中途半端な点数ですのでこの記事が公開される頃まで残っているか少し心配です(笑)。
あの伝説のアニメ”ゲームセンターあらし”にも登場
実はすがやみつる先生のあの伝説のアニメ”ゲームセンターあらし”でも、この電卓が作中に登場しています(第4話)。
私Naokitは暇を見つけては、amazonプライムで昔のアニメをよく見ているのですが、その中で同作が公開されており、先日視聴している時に偶然このゲーム電卓の存在を知り興味を持ったという訳です。
作中で主人公のあらしは最後に”984580点”というとんでもない点数で逆転勝利しますが、本当にこんな点数取れる人いるんでしょうかねぇ?理論上は999990点まで表示されるようですが。
では今回はここまで。