レノボの極小PCのACアダプタを交換して手軽にスペックアップしてみた – m75q-1 –

以前購入した極小レノボPC

以前、購入してブログでも紹介したポータブルDVD並みの極小サイズのレノボのPC。

Ryzen5の高性能CPU搭載でメモリも16GBに増設しており通常使いでは全くと言っていい程文句のない機種ですが、このPCを買ったからには試したい事があります。

それは付属ACアダプタの交換です。

ネット上で何度も話題になっており有名な話ですが、この機種はACアダプタを付属の65Wのものから別売りの135Wの大容量タイプに交換するとパフォーマンスが大幅に改善されるとの事なのです。

多くの先達の方によって、既に多数の検証結果が公開されており今更感がありますが、一応、自分も自身の目で確かめるべく検証してみたいと思います。

大容量のACアダプタが到着

数週間前にレノボの公式サイトで特価になっていた際に注文したACアダプタが先日到着しました。

結構大ぶりな感じのACアダプタです。ちゃんと135Wの表記があります。

 

本来の付属ACアダプタとの大きさ比較。

下が本来付属の65Wのもので、上が今回届いた135Wのものです。2回りほど大きい感じです。

各種ベンチマークを試してみる

まずは定番のドラクエXベンチ。

かなり軽めのベンチマークソフトですので今時の内蔵グラフィックボードであれば大抵そこそこの速度で動作します。

ちなみにこのPCのCPUの内蔵グラフィックは”Radeon Vega 11 Graphics”で内蔵グラフィックとしてはかなり高性能で定評があります。(ちなみにメモリは16GBに増設して測定してあります。)

65W ACアダプタ

(↑ 65w ACアダプタ使用時)

135W ACアダプタ

(↑ 135w ACアダプタ使用時)

解像度1280×720、標準画質設定でテストしたところ、スコアは1700近くアップしました。

この解像度の場合65WのACアダプタでも余裕で動作していたので、あまり伸び率が実感出来ませんね。一応、スコア値にして13%程の性能向です。

 

1280×720の解像度は余裕そうでしたので、次に解像度を1920×1080のフルHDに変更してみます。

65W ACアダプタ

(↑ 65w ACアダプタ使用時)

135W ACアダプタ

(↑ 135w ACアダプタ使用時)

今回のスコアの伸びは1658程

1280×720の解像度の場合とスコアの向上値はほぼ同じですが、評価が”とても快適”から”すごく快適”になり性能向上が実感できました。

 

次はファイナルファンタジー15ベンチ。

巷では激重とされているベンチマークです。通常は別途グラフィックボードを増設でもしなければ、到底まともには動かないことは目に見えていますが、この機種の内蔵グラフィック性能でどれぐらい伸び代(のびしろ)があるのか敢えて試してみたいと思います。

65W ACアダプタ

 (↑ 65W ACアダプタ使用時)

135W ACアダプタ

(↑ 135W ACアダプタ使用時)

解像度1280×720、標準画質設定でテストしたところ、スコアが1200以上アップしています!

評価は”動作困難”から”やや重い”へとランクアップしています。実際のゲームプレイはお勧めしませんが、スコア値にして実に85%近くの性能向上で、気長な人なら一応ゲームププレイも可能だと思います。

CineBenchの結果は・・・アレ?

ゲーム関係のベンチマーク結果は確実に向上していることが確認できたので、最後に定番のCPUベンチマークソフトのCineBench(R20)を試してみます。

65W ACアダプタ

135W ACアダプタ

アレ?

何かしらの性能向上を期待していたのですが、結果は向上どころかわずかにスコアが落ちていました。まぁ、おそらく誤差の範囲内でしょうが明らかな性能向上は特に見られずといった感じですね。CPU性能はACアダプタ容量とはあまり関係なさそうです。

135Wアダプタは内蔵グラフィックの性能向上を期待するならアリ!

まとめになりますが、ACアダプタ交換によりCPU性能の向上は残念ながら認められませんでしたが、内蔵グラフィック性能の大幅な向上は確認できました。

グラフィックボードの増設が不可能なこの機種で、軽めのゲームを楽しみたいという方なら割と恩恵を得られると思います。

実感的にはワンランク上のグラフィックボードに換装した感覚ですね。135WのACアダプタは通常割引時で5000円弱なのでこれを高いとみるか安いとみるかは人によって意見が分かれるとは思いますが、私Naokit的にはこの機種のポテンシャルを引き出してくれるアイテムとしてアリだと思いました

今回の検証はここまで。ではまた。

Author: Naokit

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