実はあのゲーム機の互換機?”ポケットチャレンジ”を買ってみた。

ジャンクで購入

 

ハードオフでとあるジャンク品を購入。

進研ゼミでお馴染みの”Bennese”が、かつて販売していた電子教具“ポケットチャレンジ”(正確には”ポケットチャレンジ V2″)です。

本体だけでも安い方なのですが、今回は専用ソフト4本もついて330円と格安だったので思わず購入。

動作確認してみる

とりあえず、動作確認をしてみます。専用カートリッジと電池をセットしましょう。

ここで、勘のいいレトロゲームファンの方であれば、このフォルムと単3電池一本で駆動という事である機種が連想されるかも知れませんね。

お、無事起動しました。音も出ていますし、液晶もくっきりとキレイな表示で非常に見やすい

操作ボタンも問題なく動作します。ジャンク品という事でしたが、どうやら完動品のようですね。

実はあの機種の互換機らしい?

はい。先に答えを言ってしまうと、実はこの”ポケットチャレンジ”はかつてバンダイが発売してスマッシュヒットした携帯ゲーム機、”ワンダースワン”をカスタマイズした互換機らしいのです。

って事で、ポケットチャレンジのカートリッジワンダースワンのカートリッジの比較。見たまんまですが、非常によく似てますよね。

一応、本体の比較。上がワンダースワンですが、ボタン配置は全く違いますが内部的には同様の回路で構成されているとの事です。

物理的なプロテクト

では、その真偽を確かめるために、早速ワンダースワン用のカートリッジをポケットチャレンジ本体に挿入してみましょう。

・・・・・が、入りませんw

実は、カートリッジ差込口に出っ張りがあり、ここに干渉するためワンダースワンのカートリッジが奥まで挿し込めないように物理的なプロテクトがあるのです。ちなみにこのような出っ張りはワンダースワン側にも違う位置にあるため、逆にポケットチャレンジのカートリッジをワンダースワン側に挿入する事も出来ないようになっています。

分解して挿入してみる

単純に出っ張りを削っても良いのですが、貴重なハードに不可逆的な整形を加えるのは心が痛むので分解してカバーを取り去って実験してみる事にします。

ちなみにポケットチャレンジの分解には特殊なドライバーが必要になりますので注意が必要です。

カバーを取り去って、ワンダースワンのカートリッジをポケットチャレンジ本体に挿入することが出来ました。

ワンダースワンにもある”通信コネクタ”も分解するとしっかりと確認できます。

早速、ポケットチャレンジの電源を入れてみましょう。

・・・・が、画面が全く映りません。何度か電源を入れ直したりカートリッジを挿し直してみても一瞬画面に線が表示されるくらいでゲーム画面は表示されません。詳しく調べてみると、どうやら何かしらの本体のチェック機能があるらしく、数十回程連続で電源を入れ直して偶に1回起動する位の起動率のようです。

自分も20回ほど連続で電源を入れ直してみたのですが、1度も起動する事は出来ませんでした。あまり頻繁に電源を入れ直す行為は貴重なハードにダメージを与える可能性があるので残念ながら今回はここで断念しましょう。

逆は可なり

ちなみに、逆にワンダースワン側にポケットチャレンジのカートリッジを挿入すると一発で起動しました。(但し、ボタンのキーアサインが全く違うためまともに操作は出来ず。)

やはり、何かしらのプロテクトはあれど、アーキテクチャ的には互換性はあるのは間違いないようです。しかし、液晶はポケットチャレンジの方がかなり見やすいなぁ。

液晶の交換は可能なのか?

前述したように、ポケットチャレンジ側の液晶は非常に表示がキレイだったので、ワンダースワンの液晶と交換して表示が可能なのか興味本位で少し試してみました。

液晶のフラットケーブルも同形状だったので、差し替えれば簡単に映りそうだったのですが実際には表示は出来ませんでした。画面にノイズのような線が現れるだけで画像は全く表示されませんでした。何度か挿し直ししてもダメだったのでおそらく接触不良の問題では無く、仕様的な問題だと思います。

情報があれば再チャレンジするかも

今回はポケットチャレンジ本体でワンダースワンのカートリッジ起動もうまく出来ず、検証としては残念な結果でしたが、また新しい情報等があれば後日検証してみたいと思います。また、ポケットチャレンジ本体自身も結構レアなハードだと思いますので今後も大事に保管しておこうと思います。

今回はここまで。では、また。

Author: Naokit

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