ボロボロになったPC-LZ550HSのボトムカバーを自作してみた

ボトムカバーの変形

2年ほど前に”マグネシウムリチウム合金”が使用されている、NECの超軽量パソコンのボトムカバーが経年劣化でボッコボコに変形しているという記事を書き、Twitter 等でかなりの反響がありました。

(失敗)ボトムカバーがボッコボコになったPCを修理してみた – PC-LZ550HS –

その時にも記事中で書きましたが、この変形は内部の熱などで起こるものではなく、採用されている”マグネシウムリチウム合金”の材質自体が経年による科学変化で腐食が起こっている可能性があり、その証拠にネット上でも同機種を使用している方からかなりの変形の報告例があります

ボトムカバーが更に酷いことに・・・

さて、その記事で取り上げた例のPCですが、現在の状況はというと・・・・

こんな感じになっていました(笑)。元々、底面部の変形のせいでタイピングの際にグラグラしてまともに使用できなかったので、PCバックに入れて再保管していたのですが、先日バックの中身を確認した所、この様な変わり果てた姿になっていたという訳です・・・・。

これが、問題の”マグネシウムリチウム合金”を採用したボトムカバーを取り外した所です。

このボトムカバーですが、

既に強度が”えび煎餅”程しかなく、手で簡単にパキパキと折れて粉々になってしまう状態です。

剛性と軽さが売りだった”マグネシウムリチウム合金とは一体何だったのか・・・・・・。

調べた所、最近でもこの合金を採用したモデルがわずかながら出ているようですが、腐食に対する加工技術は改善されているのでしょうかねぇ。

ボトムカバーの自作を決意

こんな感じでボトムカバーはボロボロですが、実はPC自体は全く問題なく動作しますのでこのまま捨てるのは惜しい。

とは言っても、この機種のメーカーの部品保有期限はとっくに過ぎていますのでメーカー修理は出来ませんし、同機種の比較的軽度な変形のジャンク品を手に入れてボトムカバーを交換するのも割と費用がかかります。

って事で、ダイソーで適当な部品を調達してボトムカバーを自作する事にしました。

まずは2mm厚のPPシート(半透明タイプ)。(後述しますがもっと薄い方が良いかも)

次にネジの穴あけ用の2mm径のドリル。ボトムカバーのネジ穴が2mm幅だったのでこのサイズにしました。

買ってきた部品を加工する

PPシートをPCの底面にテープで仮止めし、切り出す寸法やネジ穴等を油性マジックでマーキングしていきます。

今回は半透明タイプを購入したのでネジ穴の位置が透けてそのまま確認出来、作業が速いです。

マーキングが完了したら、一度PCから取り外し余計な部分を切り落としたり、

ドリルで2mm径のネジ穴を空けていきます。

CPU冷却用のシロッコファンがある辺りは吸引用に穴を多めに空けておきましょう。

後はネジ穴を順に締めていきましょう。

今回は使用していませんが、2mmサイズのワッシャーがあれば間に入れた方が緩み止めとネジ穴の補強にもなるので使用した方が良いと思います

約30分位でとりあえず完成しました。

半透明で中身が透けて見えるボトムカバーと言うのもなかなかのインパクトで良いですね。

あとは先ほど空けたシロッコファン用の穴から空気の吸引を効率よく行うため、上記のようなクッションゴムを使い(これもダイソーで購入。)、

ゴム足を数か所に貼っておきます。これで底面にわずかな隙間が出来るので吸引し易くなるはずです。

2mm厚の板だと少々問題?

先ほど使用した2mm厚のPPシートは厚みが十分あり強度もかなりあるのですが、

実は厚みがありすぎてネジ穴までネジがほとんど届いていない状態になりすぐ外れてしまう箇所がありました。

まぁ、使用には大きな問題は無いのですが、ネジが勝手に外れて無くなったりしても嫌なので、やや気になりますね・・・・

1mm厚で作成し直し

気になったら、直さないと気が済まない性分なので、後日1mm厚のPPシートを買い直して作り直す事にしました。

絵的に2mm厚のものとほぼ変わりありませんが、1mm厚でボトムカバー作成完了。

結果は、剛性は落ちますが、ネジは全ての箇所がしっかりハマり固定する事が出来ました。

厚みが薄い分カット等の加工もかなりし易いので、こちらの方が良いかも知れません。

数時間使ってみたが問題なし

ボトムカバー交換後、しばらく使用してみましたが、特に熱でフリーズなどする事も無く現時点では普通に使用出来ているようです。

ボトムカバーの変形のためしばらく使用してなかったのですが、これを機にまた活用していきたいと思います。

今回はここまで。では、また。

*今回のボトムカバーの自作はあくまで私Naokitの自己責任において行っています。

放熱等に問題があり、機器の故障や発火・破損の可能性もありますので、マネされる方はあくまで自己責任でお願いします。

 

追記:

後日、オリジナルのボトムカバーの写真を見た所、上記の赤斜線部分辺りに多くのスリット穴が空けられている様でした。

(↑追加した穴部分の拡大図)

エアフローの観点からすると上記の場所に多くの放熱用の穴を空けておいた方が良さそうなので、気休めかも知れませんが耐久性に影響がない程度に追加で放熱穴を空けておきました。

Author: Naokit

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください