格安ジャンク品を発見
先日ハードオフのジャンク箱で、最近はめっきり見かけなくなってきたジャンクPSP(PSP-1000)を発見。
バッテリー、裏ブタは欠品ですが、値段は330円と激安。ジャンク理由の表記はありません。
店舗では動作テストは出来なかったものの、この値段ならジャンカーとしては電源が入ろうが入らまいが部品取りにも使えるのでとりあえず購入しました。
家で動作チェック
家に帰って、早速動作チェックをしようとUMDディスクドライブを開けた所、何と中にモンハンのUMDが入ったままになっていました。
メジャーすぎるソフトで価値はほとんど無いですが、ハードオフでジャンク品を購入するとたまにこういったラッキーがあるので少し嬉しいですね。
では、早速電源ケーブルを挿して起動テストを試してみます。お、電源ランプは付きますね。
しかしその後、起動音やUMD読み込み音はしますが、画面が一切表示されません。あー、これは液晶不良っぽいですね。どうやらこれがジャンク理由だった様です。
分解してみると・・・
不具合の確認も出来ましたので、とりあえず分解してみましょう。液晶不良とは言っても内部でケーブルが抜けていたり、接触不良を起こしているだけの可能性もありますからね。
幸い、バッテリー挿入口の封印シールは剥がされていない様だったので分解歴は無いようです。
封印シールをはがしました。PSPを分解するためにはこの封印シールを剥がして隠しネジを取らないと分解できませんのでこの作業は必須です。
はい。今回は過程を省略しますが、とりあえずフロントカバーを外しました。
↓実は以前に別個体でPSP-1000番台の分解修理は何度か行ったことがあるので分解の過程が気になる方はこちらの記事もどうぞ。
コントローラーのゴムパッド周りも少し汚れていたので、掃除もしながら
問題の液晶部分を外そうとしたところ・・・・・・
ん?
何やら液体の乾いたようなベトベトした跡が至る所にありました。うーん、液損の可能性が非常に高いですね・・・・。これはかなりまずいかも。
とりあえず液晶部分のみ取り外しました。
良く見ると液晶のフラットケーブルの接点部分にも液損と思われる腐食が起きています。
これが原因で導通しない為、液晶が表示されていない可能性があるのでとりあえずダメ元で磨いていきましょう。
エタノールを使い綿棒で端子部を丁寧に磨いて、
接点復活剤などを使い更に磨くとかなりキレイになりました。
後は基板やフラットケーブル端子も紙や綿棒を使い磨いておきました。
液晶は映るのか?
各腐食部を掃除した後、仮組して電源を入れてみましたが、残念ながら画面は映らず、症状は変わりませんでした。
どうやら液晶が完全に死んでいるか、内部の基板の故障の様です。
こうなると、もうメンテナンスでは直せないので部品を調達しないとどうにもなりません。一旦ここでギブアップしましょう。
とりあえず、このPSPは今後また格安のジャンクを見つけた時に、液晶を移植してみるか、他のPSPを修理する時のドナーにでもする予定です。
外装部は比較的キレイなので、そちらの修理等では使える部品は多そうですね。
今回はここまで。ではまた。