カメラ用スタビライザーを自作してみた。

歩行時の動画撮影に不満

先日歩きながら動画を撮影していたのですが、家に帰りその動画を鑑賞していたところ、小走りで撮影していたシーンや階段を上るシーンなどでは結構な手ブレが生じており、折角のいいシーンでも見ていて少々疲れてしまいました。

最近はカメラ側に高性能な手ブレ補正機能が付いているものも多いですが、歩行しながらの撮影等ではその機能だけでは十分補い切れない事も多々あります。

そんな時に活躍するのが”カメラ スタビライザー(ジンバル)”ですが、結構な金額がします。電動式は数万は軽くしますし、おもりを利用した構造のシンプルな機械式でも数千円位はします。

個人的な使用で使用頻度はそう多くないと思われるので、今回は各種ネットの情報を調べながらこのカメラスタビラーザーを100均グッズを活用して格安で自作することにしました。

自作のためにダイソーで部品を調達

今回作るのは、おもりを使いヤジロベーの原理を利用してバランスをとるタイプのものを計画。

早速、使えそうなものを100均で物色して購入してきました。とりあえず上記の6点購入してここまでの出費は648円(税込)。

では詳しく見ていきましょう。

買ったものリスト。

 

30cm金具 x2

20cm金具 (結果的に使用せず。)

ボルト・ナット・ワッシャーセット(M4-M5セット)

L型金具(2個入り)

ミニ三脚

製作開始

材料もそろった所で製作に取り掛かりましょう。

 

まずは30cm金具を、エイヤッ!とこういう風に曲げました。それぞれ若干曲げ方を替えてあります。

蛇足ですが上下同じ長さの金具のはずなのに目の錯覚で下の金具の方が長く見えるのが不思議w。

2つの金具を一緒に買ったネジとナットで連結します。緩まないようにワッシャーを噛ませた方がいいでしょう。

全体はこんな感じ。

この金具の下部にL字型の金具をさらに連結します。

こんな感じですね。後述しますが、ここにバランス用のおもりを取り付けられるようにしています。

次に上部の加工。

上部の適当な場所にミニ三脚を取り付けます・・・・・・、と一言で終わりたいところですが、金具の穴の形状が小さいためミニ三脚のネジ部分が貫通しません。

ヤスリなどで削って穴の大きさを拡張しましょう。4mm穴だったので6mm相当に広げます。

これが一番苦労しました。一応、後で三脚の位置を変更してバランスを取れるようにするため上部の穴を一つだけでなく複数個拡張しておいた方が便利そうです。

 

苦労の末、三脚の取り付けに成功しました。

こんな感じで、とりあえず完成です。

デジタルカメラをセットしてみました。

 

 

ちなみにこのカメラ取り付け部分を、

100均で追加で買った、こういうスマホ用の三脚クリップに取り換えるとデジカメだけではなくスマホの取付けにも対応できます!。

効果のほどは?

それでは実際に効果を試してみましょう。

おもりは今回は電池を束ねたものを使用して実験してみます。

上に載せるカメラの重さ以上のものを付ける必要があります。

重いほど安定するようですが、カメラが水平状態に戻る際に、適度な速度でゆっくりと戻るように重さを調整します。おもりは今回は下部にぶら下げていますが、おもり自体が、ぶら下げた状態だと余分な揺れを発生させるので、できればおもりは動かないように固定して取り付ける方がいいと思います。


う~ん。多少微妙ですが手の動きをまずまず吸収してくれているようです。

改善の余地はありそうです。

 

ついでに小型のスタビライザーも作ってみた

調子に乗って携帯性を高めた小型スタビライザーも作成してみました。

コンパクトでスマホとの相性もいいです。

機会があれば屋外での撮影動画などもアップしてみたいと思います。

Author: Naokit

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