だいぶ前に現役引退したiPhone6
我が家には押し入れにいくつかの現役引退させた古いiOS機器があり(古いものだとiPhone3GSもあります)、たまに充電をしたりしてメンテナンスをしているのですが、最近、iPhone6のバッテリー持ちが極端に悪くなってきました。
当時、手帳型ケースに入れてガラスフィルムも貼って使用していたので外観はかなりキレイ。傷なども全くなくコレクション用に保存していました。捨てるのにはちょっと忍びない感じです。
ただ、普段使うことはないので別に放っておいてもいいのですが、リチウムイオン電池は劣化してくると膨張したりして本体が変形する等のダメージを与える事もあるので注意が必要です。
試しに、アプリをダウンロードしてバッテリーの消耗状況を調べてみると(iOSのバージョン11.3以降ではOS標準機能で確認可能)、かなりひどい状況。確かに100%まで充電していても、10分くらいでバッテリーレベルが急に60%~40%前後になったりしていましたので完全にバッテリーの寿命ですね。
修理に出すとそれなりの金額が
という事で、バッテリー交換をしようと思ったのですが、修理業者に頼むと一般的には約5400円程の費用がかかるようです。前述したように、コレクション用に保存してあるこの機器にそれだけのお金をかけるのはなんか馬鹿らしい感じです。
自分で交換しよう
安く済ますなら、ここはやはり自分でバッテリ交換をしましょう。
まずはamazonで評価の高そうな互換バッテリーを調達しました。値段は1600円程でしたかね。これなら妥協できる金額です。
一応、言っておきますがリチウムイオン電池は品質の粗悪なものを選ぶと発火等の恐れがあるので、互換バッテリーを使用する場合は完全に自己責任で選びましょう。
文字化けでしょうが、バーコードシールに記載されている文字にやたらと”?”表示があるのが少々不安を煽りますね(笑)。
交換用のドライバーや吸盤、シール等の工具も付属しています。これらの工具は他のiPhone機器の分解にも使えますのでお得かも。
また、自分の場合はおまけでリングストラップも付属していました。自分はあまり使いませんが嬉しいですね。
分解していく
iPhone6の分解方法はネット上でググればいくつもヒットするので詳細はそちらを見ていただくとして、今回は分解の簡単な手順だけ紹介。
まずは下部の充電端子部にある2か所のネジを外します。
次にホームボタン側に吸盤を押し付けて液晶画面割らないようにゆっくりと引っ張ります。
隙間が出来たらそこから工具を差し込んで動かし本体から液晶画面を外します。
液晶は上部でケーブル接続されていますので、作業しにくいようなら外しても良いですが、自分は面倒なので外さず作業しました。その場合は液晶ケーブルの断線に注意しましょう。
バッテリーケーブルを固定しているネジを外し、その後バッテリーを固定している2枚の両面テープを引っ張って剥がしていきます。
古いバッテリーが外せました。
新しいバッテリーに交換しました。ちなみに純正バッテリーは1810mAhですが、今回交換したものは2200mAhと2割程大容量の様です。まぁ、この手の中華バッテリー容量表記の真偽は怪しいものがありますが。
交換後容量をチェック
バッテリー交換後、iOSのバージョンを最新版にしてiOS標準搭載のバッテリー状態表示機能を確認したところ、最大容量はちゃんと100%になっていました。
中華バッテリーはたまに中古のバッテリー等をつかまされている場合もあるので、念のためバッテリー交換後は最大容量の確認はしておいた方が良いですね。
その後、1週間程YouTube等を再生したりテストしましたが、突然容量が減るなどのトラブルもなく正常に動作しています。