怪しいペンカメラ
ハードオフのジャンクコーナーで怪しいペンカメラを見つけました。型番はVS-NC001。ネットで型番を検索しても情報が出て来ず、ちょっと怪しいのですが面白そうなので購入。こういうガジェットって子供の頃、スパイ映画等で憧れてたのもありますしね。値段は税込で1080円。
スペックは?
箱の裏面にてスペックを詳しく見てみます。
静止画と動画が撮影可能のようで、それぞれ
・動画 AVI形式 解像度 1280*960 (約122万画素)
・静止画 JPG形式 解像度 3840*2880 (約1100万画素)
との事。スペックだけ見るとそれなりに使えそうな気がします。
箱の上部に、前所有者の方のマジックによるメモが書いてあり、本体7960円と送料620円で購入しているようです。
開封してみる
中に入っているのはこれだけ。ペンカメラ本体と説明書ですね。
ペンカメラは通常時は普通にボールペンとして使う事が可能。インクの出が悪く書き味はそれほど良くないです。
ペン先を取り外してデータ保存用にマイクロSDカードを入れるのですが、ラッキーな事に2GBのカードが入ったままになっていました。ジャンクあるあるですが、こういうのはちょっとお得感だあって嬉しい。(ちなみにSDカード内はデータは何も無しでした。)ちなみにMicroSDカードスロットの横の端子は充電用のミニUSB端子です。
ちなみに4GB以上のSDHCカード等が使えるかは不明。説明書等には記載無し。電池の持ち、撮影動画の使用容量の目安も記載はありませんでした。
*4GBのSDHCカードも認識しました。64GB以上のSDXC規格のカードは未確認。
ペンカメラを詳しく見てみる
カメラはこの位置にあります。胸ポケットにさりげなく挿して対面上で撮影する時は使いやすいのかも知れませんね。
動画や静止画撮影開始のスイッチは上部にあるこのボタンを押します。下にはランプも見えます。
説明書によると、
1秒ほどの長押し → 電源ON(緑ランプ点灯)
1秒ほどの短押し → 静止画撮影(緑ランプ1回点滅)
3秒ほどの長押し → 動画撮影開始(緑色ランプ3回点滅)
4秒ほどの長押し → 電源OFF(赤ランプ点灯後消灯)
との事です。う~ん。分かりずらい。できればスライド式のスイッチとかが良かったなぁ。
とりあえず撮影してみよう
静止画と動画を撮影してみました。
(↑画像内の撮影日は正確ではありません。なおUP画像は50%縮小済)
静止画の画質は超ダメダメですね。ピントも合いません。かなり固定して撮ったつもりでも手振れします。想像していたよりも画角が望遠側っぽいのでかなり撮影しづらいです。加えてモニターも無いので被写体を構図内に収めるだけでも一苦労です。漠然と風景等を撮影する場合はいいかもしれませんが、特定の被写体を狙って撮るのはまず無理ですね。
(↑画像内の撮影日は正確ではありません。なおUP画像は50%縮小済)
動画も一応撮ってみたのですが、相変わらず望遠寄りな画角で撮影しづらい。ペットのウサギちゃんを撮ろうと思ったのですが、動き回るので、何度撮ってもなかなかキレイに画面内に収まらず面倒になったのであきらめました。動画をYouTubeにアップしようかとも思いましたが、数秒の画像でそれも面倒な上、需要も無いと思ったので今回は動画の一部をキャプチャした画像を張り付けておきます。
動画だと動いている分、静止画よりは幾分まともに見れる気がします。音声も小さいですがちゃんと撮れてますね。
撮影された動画データを解析した所、
ビデオコーデック:Motion_JPEG
解像度: 1280*960(4:3)
フレームレート: 30fps
音声ビットレート: 22.05khz 16bit 1チャンネル(モノラル)
との事です。
日付設定は・・・
ちなみに、この機種の日付設定は内部のテキストファイルを書き換えることによって行うようです。日付は勝手に画像内に写りこんできます。
時計の精度はかなりいい加減のようなので毎回設定を書き換えなくてはならず不便。
証拠動画の撮影用として使ったりするのにはちょっと信頼性は低いかな。この機能はあまり実用的ではないですね。画面に写り込むのが邪魔なのでむしろ無い方がいいです。
オモチャとしては面白いが….
.まぁ、予想はしていましたが、オモチャですね。子供がスパイカメラごっことして遊ぶ程度に使うのは面白いかも知れません。ただ、おもちゃと言えどプライバシーの問題などもあるでしょうから、使う用途を間違えず悪用しないように気を付けなければいけないですね。