ジャンクコーナーで発見
ハードオフのジャンクコーナーでゲームボーイポケット用(後継機のゲームボーイライト・ゲームボーイカラーでも使用可)のモバイルバッテリーパックを発見。30年近く前の商品なのでおそらくバッテリーが死んでいる可能性が高いですが、最近ゲーム機ネタがとにかく枯渇しているのでとりあえず購入。値段は550円。
詳しく見ていく
内容物はこんな感じ。専用充電器とペン型のモバイルバッテリーです。現在でもスマホ用にモバイルバッテリーを携帯する人も多いですが、この頃からこういうコンセプトの物が販売されていたとは、任天堂の先見の明には改めて感心させられます。
充電器側の仕様。電流量は100mAとかなり低め。後述しますがこれは充電時間にも影響がありそうですね。
こちらはモバイルバッテリー(以下バッテリー)。先述しましたが、ペン型で結構コンパクトで軽量です。上部にはクリップがあり胸ポケット等に引っ掛けておくことが可能。
初代ゲームボーイ専用のバッテリーはかなり大きめでしたのでこのお手軽さはありがたい。
(↑参考:初代ゲームボーイ専用バッテリー)
バッテリーの仕様。充電時間が12時間(!)と現在では考えられない位、低速充電ですねぇ。
あと、電圧は2.4Vなのでおそらく形状的に内部には単三型状のニカド電池が2本直列に入っていると予想できます。(←後で調べたら実際そうでした)
バッテリーに繋がっている端子部。かなり細めの端子ですね。極性はセンタープラス。
充電してみる
バッテリーの寿命が怪しいですが、とりあえず充電してみましょう。充電器側の充電端子にバッテリーの端子を挿し込みます。
充電器側にはバッテリーを固定できるスタンドがありますので、。充電時はこういう感じで非常にスマートな感じになります。これは何気に良いですね。
ちなみに充電ランプはありませんのでちゃんと充電されているか否かは不明ですが、とりあえず12時間程充電してみましょう。
ゲームボーイは動くのか?
12時間程経過しましたので、バッテリーをゲームボーイカラーに接続。もちろんゲームボカラー本体には単4電池は入れていません。
おー、無事に電源が入りました。一応、充電は出来ていた様です。まぁ、古いものなので稼働時間はおそらくだいぶ短くなっていると思われますが。
その後デモ画面を流し続けた所、約1時間50分程電池が持ちました。本来この商品は任天堂の公表値では約8時間との事なので容量は約4分の1程になっていますね。
まぁ、寿命といえる結果でしたが、30年近くの商品だという事を踏まえると十分な結果だとも思われます。また、長期間充電されていない為、ニカド電池の場合内部が不活性化している可能性もあるので何度か充放電を繰り返せばある程度使用容量が回復されると思うのでそれも今後試してみたいと思います。
・・・・ってか、最近はニッケル水素電池がかなりの大容量化してきているので、結論だけ言うとおそらく普通に本体に単3のニッケル水素電池を入れて運用した方が長時間運用できそうな気がしますが、そこはもうロマンの世界なのであしからず。
って事で、今回はここまで。では、また。
P.S.
上記の状態からフル充電・完全放電を何度か繰り返していると、最終的に5時間程電池が持つまでに回復しました。もしかしたらニカド電池特有の”メモリー効果”も関係していたのかも知れません。電池交換修理も考えていたのですが、これぐらい持つのならしばらく様子見で使ってみても良いですね。