便利ガジェットを購入
今回はAliexpressで便利そうなPCガジェットを購入したので紹介。
それがこのSMART Converterです。値段は1000円位でしたかね。
付属品はこんな感じ。表向きは内蔵用のHDDやSSD等のストレージを外付けのUSB接続に変換できる単純な変換アダプターなのですが、その機能に加えてPCジャンカーであれば便利な機能が追加されています。
液晶に秘密が
その機能の秘密はこの液晶ディスプレイです。
実はこのアダプターには”HDDやSSD等のストレージの健康状態を表示してくれる機能”が付いているのです。
(参考画像:CrystalDiskInfo)
ストレージの健康状態確認と言えば、フリーソフトであるCrystalDiskInfoが超有名ですが、如何せんこれはWindows用ソフトなので都度手元にPCが必要ですし、ソフトのインストール等の手間もかかります。
しかし、この商品はPCが無い場所でもUSB電源さえあればストレージの簡易的な健康状態を簡単に表示してくれるのです!
(一応原理を説明しておくと、元々HDDやSSD等の各ストレージ内には”S.M.A.R.T. 情報”という自己診断をしてその情報を記録する機能が付いており、専用ソフト等を使用すればその情報の表示が可能になっています。)
HDDの健康状態をチェックしてみる
では、早速試しにこの2.5インチのHDDの健康状態を調べてみましょう。
HDDにアダプターを取付けUSB電源から電力を供給します。
ちなみに3.5インチHDDを接続する際には別途12Vの電源供給が必要になるようです。
しばらくすると、液晶画面にこのHDDの各種情報が表示されました! これはスゴイ!
ちなみに表示できる内容は
**************************************************************
・(フォーマット後の)ストレージの容量
・総使用時間
・電源投入回数
・健康状態
・ストレージの温度
・供給電圧
**************************************************************
の6種類です。まぁ、十分でしょう。
情報は正確なのか?
さて、この表示された情報ですが、本当に正確な情報なのか気になるので、念のため”CrystalDiskInfo”の情報と比較し確認しておきましょう。
(↑液晶に表示された情報)
(↑CrystalDiskInfoで取得した情報)
赤枠で囲った所に注目して比較してみると、情報に大きな乖離は無く、正しくS.M.A.R.T. 情報を読み取っている様で信頼できる内容だと思われます。
この後、他のHDDやSSDも数台試しましたが、いずれも問題なし。これは使えそうです。素晴らしい!
(ただ、今回は手元にエラーのあるHDDが無かった(数か月前にすべて処分してしまった)ので、その場合はどのような表示になるのか実験出来なかったのが少し残念でしたが。)
大量のストレージ管理に便利
ジャンクPCの修理等を行っていると手元に数十台のHDDが溜まってしまう事があります。そのHDDに不具合があるか否かを判別する際に、今までは一々変換アダプターを使用してPCに接続し、一台ずつ先述したCrystalDiskInfoのソフトを使って確認していたのですが、その手間がかなり省けるので非常に便利です。
しかし、Aliexpressにはこういうカユイ所に手が届く面白そうなガジェットがたくさんあるので、楽しいですね。
また、面白そうなガジェットを発見したら紹介してみたいと思います。
って事で、今回はここまで。では、また。
追記
ブログ執筆時は手元になかったのですが、後日故障した3.5インチHDDを手に入れたので健康状態をチェックしてみました。
早速アダプタに接続し、表示されたのが上図の診断結果です。左下の健康状態が23%と100%ではない値が表示されているので故障しているのが一目で分かりますね。
では、CrystalDiskInfoで診断結果をみてましょう。健康状態が”注意”となっている通り、異常がいくつか確認できますね。ちゃんと不具合の判別も出来ている様です。
ちなみに電源投入回数がアダプタ上では18587回でCrystalDiskInfoでは31588回と大きく乖離しているように見えますが、アダプタ上での液晶のセグメント表示の上限が”18888”であるため、許容値を越えて繰り上げが出来なくなり上2桁表示がおかしくなったためと思われます。