ジャンクコーナーで発見
ハードオフのジャンクコーナーで麻雀ゲームを発見。普段なら特に気も留めないのですが、
この個体は分解されて内部にケーブルが押し込まれて、ケースが閉まっていないという無残な完全ジャンク状態。
そのためか値段も110円ですし、これは修理すればブログネタになるかもと思い購入しました。
状態を確認
って事でまずは状態を確認していきましょう。
裏面のネジは全て欠品。電池駆動も出来るようですが電池ブタも欠品しています。
駆動時間はアルカリ電池4本で3~4時間ほどとの事。意外に短いな。
前所有者が落としたのか割れて破損している箇所も。
各種ケーブルが出ていたと思われる場所にはスポンジのようなものが詰められていました。
フタはネジ止めされていないので開けてみると、内部には小さな基盤が一つのみ。
ここでとりあえず故障個所一個発見。電池ボックスへの赤・黒の配線が断線しているようです。
本体内部基板から伸びているケーブルは前所有者による修復歴あり。USB端子もあるのでどうやらこのゲーム機はUSB給電も可能なモデルの様です。あー、USB給電できるのなら先ほどの電池ボックスの断線修理はしなくてもイイかな。直した所でフタが無いので電池を固定出来ないし、何よりアルカリ電池4本で数時間しか駆動できない程燃費も悪いし。
基板周りを確認
次は改めて基板周りを詳しく見てみましょう。
うーん。ヤッちゃってますなぁ・・・。
明らかに前所有者の修理跡が見えます。頑張ったようですが少々ハンダが酷いですねぇ。
問題の個所の拡大図。
おそらくここに外部ケーブル及びUSB給電ケーブルの端子が密集している様ですね。一番右側がビデオ出力の端子だと思われますが、既にここに配線が無いのも問題ですね。
では、一旦配線を取り除いていきましょう。ハンダ吸い取り線でハンダを吸い取っていきましょう。
ハイ、一旦線を取り除いて清掃してみました。
これらの4つの接点は左から順に5V、GND、AUDIO、VIDEOのランドの様です。
続いてケーブル側もキレイに加工。幸いちゃんと色分けされていたのでどれが何のケーブルかは直ぐに分かるようになっていました。
先程のランドとケーブルをハンダし直して取り付けます。基板側に他にショートなどの故障が無ければこれで大丈夫なはず。
ボタンもついでに直す
配線も直したのでケースを組み直そうとした時に、ボタンの不具合を発見。”カン”のボタンが沈んでしまって押せない状態です。
そこでボタン部分のゴム足を外して調べてみた所、予想通りパッド部分が中に陥没している不具合が。
幸いこれは陥没した箇所を引っ張り上げるだけで簡単に直りました。ゴム足の破れだと部品調達に難儀するのですがこれは良かった。
ボタン部分も直したのでとりあえずネジが無いのでケースをテープで仮固定しながら組み上げていきます。ケーブル類は上部の穴から出し、穴周辺に詰め込まれていたスポンジを押し込み固定しました。
テレビに繋いで動作確認
テレビに黄色・白のコンポジットケーブルを繋ぎ、USB端子をUSBアダプタに繋いで電源ON!
お、無事に画面が出ましたー!
しばらくゲームを遊んでみましたが。中華風なBGMもちゃんと流れ音声も問題ないようです。
無事修理完了ですね~。
その後しばらく遊んでみましたが、自分は麻雀は苦手なので全然まともな役でアガレなかったので今回は”勝ち画像”は省略させて頂きましたw まぁUSB電源駆動で接続も簡単なので、今後もたまには遊んでみますかね。
って事で、今回はここまで。では、また。