電源が入らないスーファミをサクッと直してみた

電源が入らない

定期的に行っているレトロゲーム機のメンテナンス中、とあるスーファミの1台の電源が入らない事に気付きました。

電源スイッチを入れても赤色のLEDランプが点灯していません

最初は電源アダプタの不良かとも思いましたが、他の個体では問題なく電源が入るのでスーファミ側の問題である事に間違いなさそうです。

怪しいところを探ってみる

とりあえず中を開ければ原因が探れるだろうという事で、早速分解。

(↑スーファミの分解には専用ドライバーが必要です。)

上蓋を取りました。

まぁ、ここで勘のいい方なら電源が入らない時に、真っ先に疑うところは何処なのかもう分かりますよねー?

はいそうです。写真の左上部の、

このヒューズですよね。

このヒューズは過去にも修理中に一度切れた事があるので、電源が入らない症状の時は真っ先に疑いましょう。

テスターで計測してみると、やはり導通していません

ここの内部が断線されてしまって電流が流れることが出来ない状態になっている訳ですね。

ヒューズを交換

ちなみに、これが今回問題のあったヒューズです。

全く同一のモノはもう手に入らないのですが、規格は単純に1.5Aのものなので代用品を中華サイトで注文しましょう。

数週間後、125V/250V 1.5Aのヒューズが届きました。なんか抵抗と間違えそうなデザインですねぇ。

ハンダごてを使用し、元のヒューズと交換完了。簡単簡単。

一応、テスターで導通している事を確認しました。バッチリです。

電源が入るようになった!

その後、基板上の回路にショート等の異常が無いのを軽く確認して、早速スーファミの上蓋を元に戻し電源を入れてみると、

無事にLEDランプが赤く点灯し、ソフトが問題なく起動しました~。無事修理完了ですね。

この後直った喜びもあって、他の機種のメンテナンスの時間を割いて、またしばらくゲームを遊んでしまいましたw

今回はここまで。では、また。

注意:

今回の修理は安全性を考えなければ、ヒューズを使わずに上記の様に適当な導線で導通してやれば電源は入るようになると思いますが、万が一の時に発火や他の回路の破損に繋がり危険なので絶対にやめましょう。

Author: Naokit

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