アイロンビーズって?
(↑写真はカワダ社のパーラービーズスターターボックス)
突然ですが皆さん、アイロンビーズって知っていますか?
透明なプレートの上にカラフルなビーズを載せていってドット絵による図や柄を作成し、最後にアイロンで熱を加えて固めて作るアクセサリーの事です。
子どもの頃に、親御さんと遊んで何か作ったという経験のある方もおられるかも知れません。
ドット絵と言えば自分のようなファミコン世代が思い出すのは、ファミコンのゲームキャラ。
今回はふと、このアイロンビーズで大好きなゲームキャラを作成してみたくなったのでチャレンジしてみようと思います。
Aliexpressで購入
アイロンビーズは主に玩具店やネット通販で買えますが(色数は少なめですがダイソー等でも購入可)、今回は安かったので中華サイトのAliexpressで注文してみました。(が、おすすめはしません理由はこのあと説明します。)
数週間後注文していた商品がAliexpressより到着。相変わらずトホホな梱包ですが、とりあえず早速袋を開封してみると、
カラフルなアイロンビーズが・・・・・・・ってアレ?
色がMIXされてる?!
↑確か注文した商品のイメージ図は確かこれのはずですが・・・・
そうです。はるか遠方の中国から日本に届く間に、ワイルドな配送業者様によってかなりの振動や衝撃があったのか、内部のビーズがケースの各仕切りを超えてMIXされて届いていました・・・・
中華サイトで買うとケースの作りの甘さや、運送上の問題でこのような悲しい事態を招くこともあるので、素直に国内で購入した方が良かったかなと思います。これには激しく後悔。
付属品を確認
気を取り直して付属品を確認していきましょう。
まずは、ビーズを載せる土台となる各種透明プレートとピンセット。各透明プレートの表面にはビーズを載せられる突起が無数についています。
今回のセットには4種類の形状の透明プレートが付属していますが、ファミコン等のキャラ作成が目的であれば使用するのはこの正方形のもの一択ですね。
中国語表記の説明書。
いろいろな可愛い作品のサンプルが載っていますが、よく見ると”サ〇リオの赤い頭巾をかぶった某ウサギさん”や”未来の某猫型ロボット”や”世界的に有名な某ネズミさん”に偶然よく似たキャラクターもおりアレな感じです。
とりあえず作品を作ってみる
色がMIXされて届いた時点で、もう作品を作成する気がだいぶ失せてしまっていたのですが、ここで諦めていてはこのネタが没になってしまうのでとりあえず頑張って作品を作っていきます。
あらかじめスマホにドット絵を作成するアプリを入れて、それで作成した絵を見ながらビーズを透明プレートに並べていきます。
今回は世界一有名なゲームキャラであるマリオを作っていきます。
コツとしては同じ色を一気に並べていくようにすれば作業が早いのですが、先述したようにビーズの色がMIXされてしまっているので同じ色を探すだけでも一苦労。かなり時間がかかっています。
ちなみに今回購入したビーズのサイズは2.6mmのものですが、はっきり言ってこのサイズはお勧めしません。ビーズが小さすぎて付属のピンセットではつまむだけでも一苦労です。自分の場合は途中で精密ピンセットに取り替えて作業しました。
どうしても小さなサイズの作品を作りたい人でない限りは、素直に5mmサイズの大きめのビーズを購入した方が作業が圧倒的にしやすいと思います。
20分ほどかけてやっとこの状態。だいぶ形が見えてきました。
それから、約15分程でようやく完成。かなりの達成感です。
真正面
俯瞰
斜め俯瞰
折角なので、いろいろな方向から撮影!。いや~疲れました。
アイロンでプレスする
では、出来上がった作品をアイロンを使用して固定させましょう。
最適な設定温度は”低~中”との事。個人的には自分のアイロンの場合は”低”で十分な気がします。
アイロンも温まったし、さあ、プレスしようと思った矢先にトラブルがっ!!
なんとアイロンを取ろうと腕を伸ばした時に服の袖がビーズに引っかかり、いくつかのビーズがバラバラになってしまいました!!
トホホ・・・・
約5分後、修復が完了しビーズの表面にペーパーシートを載せアイロンを10秒前後当てていきます。
これでビーズの表面が溶けて、作品が固定されます。
表面の温度が冷めてきたら、ひっくり返して透明プレートから取り外します。
おー、キレイに取れました。
この後、裏面も同様にペーパーシートをかぶせて軽くアイロンをかければ完成です!
作品を鑑賞する
表面です。ちょっと初めてだったので、ややアイロンをかけ過ぎましたかね?
裏面はこんな感じ。軽くアイロンをかけただけなので少しビーズ感が残っていますね。個人的にはこれぐらいが好きですね。
MIXビーズの上で撮影。特に意味はありませんがw
もう一つ作品を作ってみた
MIX状態のビーズから特定の色を選別して取り出す作業は想像以上に負担が大きく、もう一つ作品を作る気力は当初は無かったのですが、頑張ってもう一つだけ作品を作ってみました。
ゼルダの伝説のリンクです。これも好きなキャラですので完成時はとても感激しました。所要時間は40分程かかりました。
表面
裏面
これもアイロンをかけ過ぎましたかねぇ。2.6mmタイプはビーズが小さいので、すぐ溶けてしまうので気持ち弱めのプレスで十分だったのかも。
作品を並べるとワクワクする
って事で、完成した2作品を並べてみます。
おーっ、なかなか、いい感じではないでしょうか。並べるとなんかかわいいですねぇ。苦労して作ったことを考えると愛着も湧きます。しばらく部屋のどこかに飾っておきましょう。
本当はもっとたくさん作品を作ってみなさんに披露したかったのですが、MIX状態では”披露”どころか”疲労”しか感じなかったので今回はこれでご勘弁を。
皆さんにもおすすめしたいと思いますが、初心者の方には出来るだけ5mmタイプの大きなビーズの方での作成をお勧めします。
今回はここまで。ではまた。