電源が入らないジャンクのポケコンを修理してみた – PC-G850V –

フリマサイトで購入

先日、とあるフリマサイトでジャンク品のポケコンを購入。シャープの名機PC-G850Vです。

電源が入らないジャンク品との事で1500円程で購入。最近の相場だと完動品であれば1万円以上で取引されている事もあるようなので直して動けば格安ですね。

※ちなみに実はこの機種は数年前から既に別で格安で一台所有しており、以前にもこのブログで何度か記事にした事はありますので今回は予備での購入です。

↓ポケコンについてはこちらの過去記事もどうぞ。

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電源が入らない理由

電源が入らない理由は単純。電池ボックスにひどい液漏れがあり、各端子類が完全に腐食して固着してしまっています

これでは当然、電源は入らないでしょう。

ここで、試しにACアダプタ端子から給電してみます。

お、電源は問題なく入りますね。幸いメイン基板や液晶は生きていました。良かったぁ。

メイン基板に問題がないことが確認できたので、とりあえず腐食した電池ボックスを修理していきましょう。

腐食した部分を綿棒やアルコール等で拭き取っていきます。

その後、1時間以上かけて腐食した部分をヤスリで削ったり、ニッパーで切り取ったりしてしてどうにか不要な金属の端子類取り除きました。

クリップで金属端子を自作する

腐食した金属端子類は当然再使用不可でしたので、家にあったクリップをラジオペンチで適当に曲げて金属端子を自作します。

我ながら、良い感じに再現できました。

早速、自作した金属端子を電池ボックスにハメてみます。お、うまくハマりました。

いい感じです。

 

電池も問題なく入りました。

その後、通電してしばらくポケコンでプログラミング等して遊んでみましたが、接触不良等を起こす事もなく無事電池駆動も出来るようになりました。

とりあえず、修理完了ですね~。

あれ?液晶が少しおかしくね?

電源も入るようになってメデタシ、メデタシとしたかったのですが、その後ちょっと画面に違和感が。

 

液晶画面が少し傾いていました。使用上はまず問題ない僅かな傾きなのでぱっと見は分かりにくいのですが、画面右下の方に液晶端のガラス部分が少し見えますので水平になっていないようです。

一旦気になると、直したくなるのがジャンカーの性。気が付いた時には分解作業を初めていましたw

はい。ポケコンの”二枚おろし”です。この機種は内部にツメが何か所かあり、開けにくい感じでちょっと苦労しました。

開けたついでに、コンデンサーのチェック。

破裂防止なのか、はたまた破裂した時に電解液が飛び散って基板の損傷を防ぐためなのか、すべてのコンデンサの上部が樹脂で固められていました

容量抜けも特に無さそうなのでとりあえず今回はコンデンサの交換は見送りました。

赤丸の場所の3か所のネジを外すとメイン基板が前面のカバーから取り外せます。

メイン基板と液晶部。

やはり画面が少し斜めになっていました。液晶部は両面テープで固定されていたので、画面を破損しないようにゆっくりはがして傾きを修正しましょう。

修正後、ケースを組み直して無事に液晶画面の傾きも修正しました。やっぱり真っ直ぐな画面の方が気持ちいいですね~。

次回は圧電ブザーの取り付けに挑戦

と、いう事で今回は無事ポケコンの修理は完了しました。

ただ、修理は完了したのですが、今回の修理にあたっていろいろなサイトで情報を集めるうちに、この機種は簡単な改造で圧電ブザーを内蔵してBEEP音が鳴らせるように出来るらしいので、また近いうちに部品が調達できればその改造に挑戦したいと思います。

今回はここまで。では、また。

Author: Naokit

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