ドラクエ3をまた購入
比較的よく通っているゲームショップにてファミコン版のドラクエ3を発見。とりあえず購入しました。値段は税込198円。
ファミコン版のドラクエ3は既に所有しているのですが、今回購入した理由の一つは
マニュアル付きだったからです。
ドラクエ3は自分が小学生だった当時、ファミコン版が発売され新品で購入したのですが、その時に私Naokitはマニュアルを何度も読み直し、ワクワクしながら読み耽(ふけ)っていました。自分の場合、一日のゲーム時間が親に制限されていたため、ゲームが出来ない時は気を紛らわすためにこのマニュアルを読んでゲームをした気分になったり、呪文の名前や効能を丸暗記したりしていたものです。
最近の市販ゲームにはマニュアル類は付属しておらず、ゲーム内のチュートリアルによって操作方法を覚えるようになっているものが多くなってきており、それはそれで良いのですが当時マニュアルもゲームの一部だった自分のような世代にとってはなんだか少し寂しい気もしますよね。
そんな思い出もあり、そのマニュアルを30数年ぶりまた読んでみたくなり購入したという訳です。
マニュアルをサラッと見てみる
表紙。プレイヤーの分身である主人公の画像です。カッコいい!
当時はよくこの絵をトレースしてノート等に描いたりしていたものです。いやー懐かしい。
裏表紙は”冒険の心得”なるものが記載されています。シリーズ初の”冒険の書”についての注意も書かれています。
ドラクエ3はセーブ機能が前作までのパスワード方式の”復活の呪文”からバッテリーバックアップ方式の”冒険の書”へ変更された初の作品でもあります。
今でこそゲームの進行状態がセーブできるという機能は当たり前ですが、当時は進行状態を手軽に保存できるゲーム自体もまだまだ少なく、セーブ、ロードという言葉も子供達にはなじみが薄かったので、データそのものを”復活の呪文”や”冒険の書”という子供でもイメージしやすいネーミングにしたのはセンスがあると思います。
ドラクエ3のマップ。
現実の世界地図がモチーフになっており、ゲーム中にジパング(日本)があるのには当時ちょっと興奮しました。
主人公が住む最初の街アリアハンの図。主人公の家はあるのに、なぜ他の住民の家は一切無いのかという点は今も昔もアンタッチャブルですよね。
ドラクエ3の最大の特徴の一つである”職業”システム。
冒険を始める前にどんな職業のパーティ編成にしようかと、いろいろと頭を悩ませていたのも楽しい思い出でした。
欲を言えばこのページにはイメージイラストが欲しかったですね。まぁ、確か箱の裏には職業の一覧のイラストが描かれていたのでここではあえて割愛したのかもしれませんが。
ここは各プレイヤーの個性が出るところですが、結局、”勇者・戦士・僧侶・魔法使い(←後に賢者へ転職)”といったパーティ編成が王道にして最強ですかね。物理攻撃重視なら”勇者・戦士・武闘家(←会心の一撃狙い)・賢者”ってのも捨てがたいですよね。
操作方法。最近はこういう基本的な操作方法ってわざわざ説明されなくなってきてますよね。
ゲーム中に登場する武器や防具のイラストイメージ。
ドラクエはゲーム中ではアイテム類は文字だけの表現ですので、このようにイメージイラストがあれば想像がしやすいですよね。
ドラクエの公式の攻略本等を買うと全ての武器・防具のイメージイラストが掲載されており、そのイラストを見て、”この武器カッけぇー!”等と言いながらゲーム中の主人公がそのアイテムを装備した姿を想像してニヤニヤして遊んだものです。当時はこの想像だけでご飯2杯はいけたかも知れません。
呪文の解説のページ。ゲーム中で使える呪文数は前作の2からこのドラクエ3で一気に3倍近くに増えました(60種類)。当時ドラクエ3をリアルタイムで楽しんでハマった世代はほぼ例外なく、今でも様々な呪文の名前や効能を覚えているのではないでしょうか。
今も続くドラクエシリーズの呪文の多くはこの3で確立されたといっても良いでしょう。
ただ、呪文がやたらと増えたため、ほとんど使用しなかったり意味不明な呪文も結構多かった気がします。(ボミオスとかレムオル)
ギラやベギラマ等のいわゆる”ギラ系”は稲妻の呪文と表記されています。現在では稲妻系の呪文はギガデイン等の”デイン系”呪文とされているので、まだ各設定に”揺らぎ”がみられますね。(ちなみに現在のギラ系の呪文は”炎系”という設定)
購入したもう一つの理由
説明書が付属していたのとは別に、もう一つこのソフトを購入した理由があります。
それは、このソフトが前期版のROMだったからです。先述しましたが、自分はドラクエ3を他にもう一本所有しているのですがそれは後期版でした。
前期版と後期版の一目でわかる違いはカセットの表面がツルツル(前期版)なのかザラザラ(後期版)なのかです。今回購入したのは表面がツルツルの前期版です。
一般的には後期版の方が冒険の書が消えにくくなっており、普通に所有するには後期版の方が良いのかもしれませんが、この前期版の方は以前にこのブログでも紹介し巷で流行っていた冒険の書バグを発生させやすいバージョンなのです。この冒険の書バグを試してみたくて購入したのが本音の所です。
今後、機会があればまた冒険の書バグを試して面白いデータが作成されたらこのブログで紹介していきたいと思います。
冒険の書が1つ残っていた
余談ですが、動作テストを兼ねてゲームを起動してみたところ、前オーナーと思われる方の冒険の書が1つ残っておりました。
勇者”ひとやん”のデータです。
ちょっと興味が沸きゲームを始めてみたのですが、自分の家からスタートし、なんかちょっと嫌な予感。
予想通り、何の面白みもない初期状態のデータでした。もしかしたら、ゲームショップの方が買取時に動作テスト用に作成したデータかもしれませんね。面白いデータを期待していたのですがちょっと残念。
という事で今回はこの辺で。ではまた。