ソニーの電子書籍リーダー
押し入れを整理していると、またも懐かしいものを発見。ソニーの電子書籍リーダー”PRS-T2”です。調べてみると2012年発売のモデルのようです。
電子書籍リーダーとしては現在はAmazonのKindleや楽天のKobo等が有名ですね。
ソニーは現在も電子書籍販売サービス(Reader Store)を継続して行っていますが、端末自体の開発は2013年頃に撤退しているようです。
この端末は当時、家電量販店で処分価格になっていた時に購入し(確か1000円位)しばらく使っていたのですが、当時はAmazon等の他の電子書籍サービスに比べてコンテンツ数がかなり少なく次第に使用しなくなっていました。
詳しく見ていく
少し詳しく端末を見ていきます。自分が買ったのはレッド色。本当はホワイト色が欲しかったのですが当時その色は完売していたため、残っていたこの色にしました。でもまぁ、これはこれで良いです。
表面は光沢ありのプラスチック素材でしたが、裏面は滑り止め加工されている光沢無しの素材です。重さは164g程で見た目より軽い印象です。
サイドにMicroSDスロットを搭載。ダウンロードしたコンテンツを本体内蔵ストレージ(2GB)以外にも保存できるので便利です。また、PDFやEPUB、TXT等の形式の読み込みにも対応しているので利用の範囲は広いです。
電源を入れてメニュー画面を表示しました。液晶サイズは6インチで解像度は600*800ドット。画面はモノクロです。
とても見やすい電子ペーパー液晶
サンプルデータのユーザーガイド(説明書)を表示してみます。
この端末は紙に印刷した文字のような表示ができる”電子ペーパー液晶”を採用しているため表示が極めて自然で美しく目に優しいです。ちなみに自然光の反射を使用しているので、バックライト等はありません。
サンプルで入っていた”ヒストリエ”のコミック表示もこんな感じ。吹き出しの文字も十分読めます。
この電子ペーパー液晶は画面表示の消費電力が極端に少ないのが特徴。一度表示した画面の表示を保持する際は電力消費がゼロかそれに限りなく近いためバッテリーはわずか2時間ほどの充電で約2か月程持つとの事(1日約30分使用時)。
書籍などは文字サイズの変更が8段階で変更可能。
(↑最小)
(↑最大)
アプリも搭載
この端末、何気にアプリもいくつか搭載されています。折角なのでちょっといくつか紹介しましょう。
ブラウザー
まずは”ブラウザー”。なんとこの端末、WiFi設定をする事によりインターネットに接続可能です。
早速google検索してみます。
が、残念ながら現在ではほとんどのページは閲覧不可になっています。(私、Naokitのこのブログも表示不可)これはブラウザの仕様が古く、現在ほとんどのページが要求するセキュリティ技術(TLS)に対応していないためですね。
ただ、かの有名な阿部寛さんの公式ホームページは今でも閲覧可能です。古い端末使用者にも優しい配慮ですね。
辞書
辞書アプリは”大辞林 第3版”を搭載。書籍や小説等を読んでいる時に言葉の意味をオフラインで調べる事が出来るので便利かも。
手書きメモ
その名の通り画面上に手書きでメモが出来ます。余計な機能はなくとてもシンプルですが、それゆえに迷いなく使えそうです。
写真
JPGやBMP等の画像データを16階調のモノクロで表示できます。使用するかどうかは微妙ですが、16階調表示って意外とキレイですね。
Evernote、Facebook
この2つのサービスはセキュリティが心配だったのでログインは控えました。
サポート情報によるとFacebook機能は2015年にFacebook側の仕様変更のため投稿機能は使用できなくなっているそうです。
書籍購入は今もできる?
どうやら端末からのダイレクトな書籍購入は2017年にサポートを終了し出来なくなっているようです。
ただ、少し面倒ですがパソコンやスマホ経由での書籍購入は可能なようなので完全に出来ない訳ではないようです。
書籍の購入は少し不便になりましたが、前述した通りPDFやEPUB形式のデータは普通に読み込めますし、電池の持ちと目に優しい液晶画面を考慮するとまだまだ使い道はありそうですね。
今回はここまで。
なかなか魅力的ですね。ホワイトペーパー液晶は試したことがありません。
現在のKindleとどれほど違うのでしょうね。
僕はiPad mini6を買ってしまったのでしばらくはバックライト液晶で我慢します。
最近のKindle Paper whiteは解像度も高く防水機能などもありちょっと良さげですね。iPad mini6 購入羨ましい。