タニタの塩分計を電池交換してみた

10年ぐらい前に購入?

先日、台所の引き出しを整理していると懐かしいものを発見。

タニタの”しおみスプーン”という簡易塩分計です。確か10年程前に処分特価で1000円位で購入し(定価は3000円位)、数回使用した後に存在を忘れていました。

先の内側部分はプラスチックが経年劣化しており黄ばみがあります。ちなみに2つの点は電極部です。ここで塩分を検知します。

仕組みとしては塩分を含む水は電気を通しやすくなるので、おそらくその導電率に応じて濃度を計測しているものと思われます。

ちなみに裏面はキレイな真っ白な状態です。型番は”6302”とだけ刻印されています。

 

当然、電池が切れている

さて、このしおみスプーンですが、当然のごとく電池は切れていました

電源ボタンをいくら押してもランプが点灯しません。

ネット上で調べたところ、この機種は個人での電池交換は不可で、電池交換希望時はメーカーでの対応が必要な機種のようです。さらに、メーカーへ交換を依頼する場合、ネット上の情報によると同様の機種で3000円程の費用がかかるようです。

自分で電池交換してみる

さすがに、たかが電池交換のために数千円も払うのは馬鹿らしいので自分で分解して交換してみたいと思います。

まず、製品全体をよく観察してみると、分解できそうなのはグレー部分のパネルカバー部位しかありません。ここをどうにか外してみましょう。

スプーンを軽く曲げてできた隙間部に、マイナスの精密ドライバーを差し込みます。

かなり硬く接着されて苦戦しましたが、どうにかパネルカバー部が外れてきました。

5分ほど格闘の末、無事破損することなく外せました。

ネジを外し基板の下を見てみるとボタン電池(LR44)が3個出てきました。

電池は確認できたので、次は電池を買いに行かねば。

ダイソーで電池を100円(税別)で購入

って事で、近所のダイソーで電池を購入。2個入りしかないと思っていましたが、嬉しい事にに4個入りで100円(税別)のお得版があったのでそちらを選びました。

電池を交換し、

動作確認をしたところ、無事にランプが点灯。幸い基板の方に異常はなさそうです。

パネルカバーを閉じてわずか100円(税別)で無事修理完了です。

・・・といいたいところですが、このパネルカバーは一度外すとその後は割とすぐ外れてしまうようになりました

おそらく防滴のために元々は軽く接着されていたようです。

接着剤で再接着しても良かったのですが、接着してしまうと次の電池交換時にまた支障をきたすので、とりあえずパネルが外れないように輪ゴムで止めました。

(この方法だと、防滴処理が不完全なため基板部に水分が入ってしまう可能性があります。心配な方はサランラップ等を軽く巻いたり、アルミテープ等を貼って防滴処理した方が良いと思われます)

動作テストしてみる

折角なので動作テストを兼ねて、塩分濃度の測定をしてみました。

いつも飲んでいるインスタントの味噌汁。普段通りの湯量で作ってみました。

湯気で写真が曇ってしまいましたが、塩分濃度は0.9~1.1%程度と測定されました。

味噌汁は0.6~0.8%の塩分濃度が推奨されているようなので、自分はやや高めの濃度の味噌汁が好きだったようですね。本来はもう少し薄めた味の方が良いようです。(まぁ、この場合結局薄めても全部飲んでしまえば総塩分摂取量は同じですが。

インスタントではなく、味噌の量を調整しながら味噌汁を一から作る時はこの塩分計は参考になりそうです。

ヘルシーライフを

自分もいい年になりましたので、最近は摂取アルコール量を控えたり、増えてくる体重も気になり減量に努めたりして多少健康に気を遣うようになりました。その一環として塩分コントロールも大事だと思いますので、今回修理したこの機器を無駄にしないよう、十分活用していきたいと思います。

では、また。

Author: Naokit

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