ゲーム機史上最も売れたハード
数か月前にWiiの接続環境について記事を書きましたが、今回のテーマはPS2です。
PS2は言わずと知れたソニーの大ヒットゲーム機で、全世界販売台数はなんと1億5500万台との事。これは歴代のゲーム機ハードの売り上げの中では堂々の1位です。
PS2発売時はまだDVDプレーヤーがかなり高価だったため、DVDプレーヤーとしても使えて割安なPS2は飛ぶように売れた記憶がありますね。
当然名作ソフトも多い
最も売れたハードだけあって、ソフトの数も膨大です。当然、数えきれないほどの名作ソフトもあります。
最近は”ゲームアーカイブス”としてPS3やPS4への移植も進み、最新ハードでPS2の名作ソフトをダウンロード購入で遊べるようになったとは言え、まだまだ移植されていない隠れた名作ソフトも多いので、PS2実機でないと遊べないゲームも多いのが実情です。
テレビへの接続はやっぱりアナログ規格
PS2にはマルチAV出力端子が付いており、この端子に接続できる純正ケーブルは、コンポジット端子、S端子、D端子等があります。
D端子だとそれなりにキレイな画質で遊べる(480p)のですが、残念ながらこのD端子の規格もアナログ規格であり、既にオワコンですね。D端子搭載のテレビも最近はまず見かけません。
この辺の事情はWiiと全く同じですね。
やっぱりHDMI端子が便利
現時点の最も普及している、規格と言えば当然HDMIです。
今回、買ったのは”PS2 to HDMI” と言うPS2専用のコンバータです 。
Amazonで1000円位で購入しました。
側面にはミニUSB端子が有り付属のUSBケーブルより電源供給が必要です。
Wii用のHDMIコンバータは電源不要でしたが、PS2用はこのUSBケーブルの接続が必須なので注意です。
付属のUSBケーブルとHDMIケーブルをコンバータに繋いだところ。
説明書によると電源は外部のUSBアダプタから取る方が安定しているようですが、PS2本体の前面のUSB端子から供給しても特に問題が無かったのでここに接続で問題ないと思います。
コンバータはPS2のAVマルチ端子に接続。
上部から見た所。Wiiのコンバータと同じくかなり奥行のスペースを取ります。
下部に指1本程のスペースが有り、コンバーターのコネクタ部に負担がかかりそうなので、長期間の運用にはこのスペースに適度な厚みの物を挟んだ方が良いと思われます。
加えてUSBの電源供給ケーブルの方向的にPS2は縦置きにはできないようですね。反対側に端子を付けて欲しかった・・・・。
電源を入れると特に問題なくテレビに画面が表示されました。
ちなみに、PS2の映像出力の設定は ”Y/Cb/Pb/Cr/Pr” に設定しておきましょう。”RGB” 設定だと表示されません。
画質を比較してみる
まずは、もともとのコンポジット端子。アナログ標準の赤・白・黄色端子の事ですね。
でもまぁ、特に比較しなければこの画質でもあまり気になりません。
こちらが、今回の “PS2 to HDMI” コンバータを使用してHDMIで接続した画像。
写真で比較するとかなり画質が向上していますね。文字のボヤケ感が低減していますし、グラフィックの細かい所もはっきり見えます。かなり綺麗です。D端子並(480p)の解像度になっていると思われます。
4Kモニタだと・・・アレ?
先ほどの画像は、19インチのハイビジョン画質のテレビ(フルハイビジョンでは無い)に繋いだ時の画像でしたが、4Kモニタに繋ぐとどんな感じか気になったので試しに繋いでみてみると、意外な事に明らかに画像が落ちました。
画像に何か不自然なジャギーが入った感じになります。特に文字等はとても読みにくい感じになりました。
うちの4Kモニターとの相性か設定等の問題で、他のモニターだと問題ないのかも知れませんが、とても使える感じではありませんでした。この点がかなり残念。
・・・・しかしまぁ、普通のハイビジョンテレビでは手軽に高画質でPS2ゲームを楽しめるようになりましたので、一つは持っていても損は無いと思います。
いずれ発売されるであろう、噂のPS5の後方互換が現実のものになってPS2とかも正式対応となれば一番いいんですけどねぇ。(ブログ執筆時はPS2の後方互換はあくまで噂の段階)