ジャンクのコンデジを買ってみた – FinePix F550EXR –

久々のコンデジ漁り

いつもの習慣で仕事の休みの日に近所のハードオフにふらっとよった際、青箱のジャンクコーナーの一部が整理されていました。

写真には撮っていませんでしたが、その整理されたジャンク箱の中には大量のコンデジ(コンパクトデジカメ)が投入されていました。

今時はスマホでかなりの高画質写真が撮影可能になったため、個人的にはコンデジは使う機会がめっぽう減っています。そのため、今まではコンデジコーナーは見向きもしませんでしたが、実は最近、長年愛用していたカシオのコンデジ(EX-ZR100WH)が起動時にレンズエラーを起こすようになり故障してしまったため、いざという時のために代わりなるようなものは無いのかちょっと覗いてみることにしました。

そこで目に留まったのがこれ。フジフィルムの”FinePix F550EXR”です。値段は本体のみで1080円との事

 

裏面は液晶もキレイで全体的に目立つキズ等は無し。

 

ただ、全面部の保護シャッターが破損してます。おそらくこれがジャンク理由でしょう。

ただ、幸い保護シャッター下のレンズへのキズは無く大きなダメージはなさそうです。

 

上部。自分が最終的にこれを買った主な理由はコレ。GPS機能内蔵なのと、一般的なフルオートメインのカメラではなく、ちゃんとP(プログラムオート)、S(シャッタースピード優先モード)、A(絞り優先モード)、M(マニュアルモード)といった基本的なマニュアル撮影モード設定が充実している機種だったからです。(他にも中級機以上で搭載されている裏面照射センサー及び、一般的なコンデジ(1/2.3型)よりもやや大きい1/2型センサーも採用しているため、発売当時は4万ほどしたミドルクラス機だったと思います)

ただ写真を写すだけならフルオートのみのカメラやスマホで十分でしょうが、写真で何かを表現したい時はこういう機能は欲しくなりますからね。

とりあえず1080円なら買ってみる

で、1080円で動けばラッキーかなと思い、とりあえずお買い上げ。

家で細かいところを観察していると、

 

あ、バッテリー入ってるじゃん。しかも何か手書きで書かれています。どうやら手書きのメモによると前のオーナーの方は2014年の5月頃から使用しているようです。ちゃんと使用開始日をメモされているとは几帳面な方だったのでしょう。

 

良く見ると割と有名なロワ・ジャパン製の互換バッテリーでした。

”本体のみ”って書いてたのは純正バッテリーではないからでしょうか?

動作確認のためにまずは充電

さて、バッテリーも付属されていたので、動作確認をしていきましょう。

充電池は残量がカラでしたので、まずバッテリーの充電をしていきます。

実は、こんな事もあろうかとだいぶ前にこれまたハードオフで汎用充電器も買っていました。税込108円。

こんな感じで、充電池のプラス・マイナスの電極部分の幅に合わせて、汎用充電器の2本の針のような端子を接触させ本体に挟み込みます。ちなみに極性は自動的に判別して充電してくれます。

では、数時間充電してみます。バッテリーが完全放電して死んでなければいいのですが・・・。

いよいよ電源オン!!!

数時間充電後、おそるおそる電源ON。

やったー!。無事に電源が入りました。初期設定も済ませ、撮影時にもレンズエラー等もありません。気になっていた破損しているレンズの保護シャッターも引っかからずに無事開いています。

試し撮りでペットのウサギさんを数枚撮影してみましたが、ズームも撮影した画像も特に問題ありません。(上記画像はこの機種で撮影した画像ですがブログ用に画像を縮小しているのでオリジナルの解像度ではありません)

細かいマニュアル撮影も問題なく設定でき完動品のようです。

ついでにファームウェアも更新しておく

ついでに内部のファームウェアのバージョンを確認。メーカーHPによると最新版のファームウェアは1.14のようなのでついでに更新しておきます。最新版に更新することで不具合の解消や機能面の向上が期待できます。

アップデート方法はPCを使い専用のUSBケーブルから行うか、直接SDカードにアップデータを入れて行えるとの事。今回は専用ケーブルはもちろん持ってないのでSDカードから行います。

若干バッテリーに不安があったので、アップデート途中にバッテリーが不安定になり電源が落ちないか心配でしたが、

無事アップデート完了。とりあえず一安心。

当分、仮のメイン機になりそう

その後、いろいろ触ってみましたがジャンクとはいえ、とても1080円とは思えない程の満足度でした。豊富な撮影モードの変更も操作がしやすく、画質も富士フィルムらしい色作りも好感が持てます。

画質優先の場合は今後も所有しているニコンの一眼レフのカメラを使用すると思いますが、普段使い機としては光学ズームも15倍程可能なので、スマホの苦手なズーム撮影が必要な時に活躍してくれそうです。
今回の件をきっかけに、今後のジャンク漁りにコンデジというジャンルにも、ちょっと興味が沸いてきましたw。

Author: Naokit

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