バカネジ状態のコントローラ
以前から使っているPCエンジンのコントローラ。ジャンク品で購入し過去に何度か修理を行っていたのですが、何度も開け閉めするうちにネジ穴が潰れて緩くなりカバーが完全に締まりきらなくなってしまいました。(いわゆる”バカネジ”状態)
ネジ穴が締め付けられないので、側面から見るとカバーが少し浮いている状態になっており、それが原因で各ボタンの反応がかなり悪くなるという障害が生じています。
開封してネジ穴を確認
とりあえず開封してネジ穴を見ていきましょう。
はい。全部は載せませんが、ほぼ全てのネジ穴が潰れていたり側面にヒビがある状態です。これではネジが空回りしてしまいます。
今まではネジ穴に小さくねじったティッシュや爪楊枝の先などを穴に差し込んで、簡易補修していましたが、状況は悪化するばかりだったので今回はしっかり直してみようと思います。
補修材料を準備
では修理開始です。一般的にはプラリペアやパテなどで穴を補修すれば良いと思いますが、
↑今回はコレを使います。ダイソーで購入した重曹と瞬間接着剤ですね。
過去にネット上でこの2つを組み合わせる事によりプラスチックをかなり強力に接着・補修出来るという情報を見た事があったのでそれを試しましょう。
ネジ穴を埋める
では実際に作業を行います。補修したい耳かきなどを使いネジ穴に重曹を少しずつ入れ穴を埋めていきます。
重曹を適量入れ終わったら、その上に瞬間接着剤を数滴垂らします。
ここで化学反応が起こりしばらくすると重曹が硬化プラスチックの様に固くなってきます。この後、完全に乾くまでしばらく放置します。
これを該当するネジ穴分繰り返しましょう。
ネジ穴を再生成
ネジ穴部が硬化したら、今度はネジ穴を再生成しましょう。乾かしている間にダイソーでミニドリル(今回は1.5mm)を調達してきました。
硬化した部分にこのドリルを使い穴を再生成します。硬化した部分はかなり固いのでドリルを回す指も結構痛くなりますね。
ネジ穴が再生成されました。
ここでネジ穴の内部に爪楊枝等を使い、もう一度アロンアルファを内部の壁面に塗り込みます。
これはネジ穴の凹部の内面部分にまだ一部の粉上の重曹が残っているので念のためそれらを硬化させるためです。
組み上げてみる
ネジ穴が再硬化したら、組み上げです。お、修理前のように空回りせずネジがしっかり固定されました。いい感じです。
動作テスト
組み上げて動作テストをしてみると各ボタンの反応が明らかに良くなっていました。アクションゲームも違和感なくプレイできるようになりました。
って事は今回はここまで。では、また。