貴重な初期型ディスクシステムを修理してみた

フリマサイトで購入

先日フリマサイトでファミコン用周辺機器であるディスクシステム(RAMアダプタなし。本体のみ。)を購入。実はディスクシステム自体は以前から持っていたのですが、今回はとある理由で追加購入しました。

貴重な初期型モデル

最初に答えを言ってしまうと、ズバリ、プロテクト対策制限がない(バックアップデータの書き込みが出来る。自作プログラムが動かせる等)貴重な初期型モデルだったからです。

フリマで出品者の方は初期型である事を明記していませんでしたが(まぁ、一般の方は初期型か否かは興味ないでしょうしw)、出品時の掲載されていた箱の写真で初期型である事をほぼ確信し購入してみました。

その見分け方とは、

1.側面が横開きになっている

前期型は箱の側面を開いて本体から取り出す形状になっています。昔、自分が所有していた、後期型は箱を上に持ち上げて本体を取り出すタイプでした。

2.側面のイメージ写真がベースボール

側面に印刷されているディスクカードのイメージがベースボールのソフトになっています。後期型の箱では”ゼルダの伝説”に変わっています。

3.発泡スチロールの形状が違う

先程、本体の側面から本体を取り出す箱になっている事を説明しましたが、そのためなのか取り出しやすいように内部の発泡スチロールに凹みが付いています

本体を詳しく調べてみる

箱が初期型タイプなので中に入っている本体も初期型に間違いないと思われますが、すり替えされている可能性もあるので本体も詳しく調べておきましょう。

本体はキズはありますが、ツルツル仕様。ザラザラ仕様なら後期型なのでここはクリア。

本体正面部。作動中ランプの上に”注意書きの文言”が書かれていません。こちらもクリア。

次は内部の確認。

電源基板部を見てみると・・・

”01”の文字を発見!これは最初期モデルですね。04モデル以降は後期型と言われています。

ちなみに”01”モデルは全くの改造不要でプロテクト無し仕様になっています。

後はダメ押しでドライブ部の小窓からICチップ型番を確認。”FD7201P”の文字が見えます。これもプロテクト対策無しチップですね。完璧です。

サクッとゴムベルト交換修理

さて、この本体ですが分解途中の時点で既に内部でカサカサと何かが転がる音がしています。

本体を逆さまにするとカラカラに乾いたヒジキの様なものが何本か飛び出してきました。

 

そうです。ディスクシステムの持病である経年劣化による内部のゴムベルト切れですね。

以前にこのブログでこの修理は既に行っているので、今回詳細は省略しますがサクッとゴムベルト交換をして修理しました。

 

↓(参考)ゴムベルト交換の以前の記事はコチラ

ディスクシステムのベルト交換をヘッド調整なしで直してみた

 

ちなみにゴムベルトは直径7cmのモノを使用。ネット上では安価なモビロンバンドを使用した修理が頻繁に紹介されていますが、すぐ切れてしまうので、素直に良質なゴムベルトを使用した方が絶対良いです。

後は、ちょっとピンボケしていますが、ヘッド部分も無水エタノールを使い綿棒で軽くお掃除。

仮組み上げで動作確認

では動作確認。

仮組みして、ファミコンに繋げて電源オン。

手元にあったソフトも問題なく読み込みました。

とりあえず修理完了ですね。

今後はバックアップツールも試してみたい

という事で、今回はフリマサイトで念願の貴重な初期型ディスクシステムを手に入れ無事修理が完了する事が出来ました。今後バックアップツール等の準備が整いましたら、近いうちに初期型モデルのみの特権である所持ソフトのバックアップ作業&バックアップ起動も試してみたいと思います。

って事で今回はここまで。では、また。

Author: Naokit

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.