PCエンジンのハンダクラックを修理してみた

メンテナンス中に不具合発覚

休日を利用して定期的に行っているレトロゲームのメンテナンスですが、今回もまた問題個所を発見。

今回のターゲットはこの”PCエンジンDuo-R”。去年2200円という激安価格で手に入れて改造したモノです。

↓その際の記事はコチラ

激安のジャンクDuo-Rを改造してみた

症状としてはコントローラーの動作がかなり不安定。勝手にボタンが押された状態になったり、操作が全く効かなくなったりします。最初はコントローラー側の不具合かと思いましたが、他の機器では問題なく動作するようなのでどうやら本体側の問題の様です

コネクタ接続部付近が怪しい

色々と調べているうちに、コントローラーのコネクタ接続部分に何か問題がありそうなことが分かりました。コネクタ接続部分をつまんで軽く動かすと誤作動が頻発します。どうやらこの辺りに接触不良等の問題が潜んでいそうです。

分解していく

では分解していきましょう。PCエンジンDuo-Rの外装は特殊なネジが使用されていますので専用のトルクスドライバー(T10)が必要です。

外装を外す際は向かって右側部にコネクタが繋がっていますので断線しないように注意してコネクタを外しておきましょう。

基板部にアクセスで出来ました。

 

ここで基板を裏返し、裏側を観察していきましょう。

はんだクラックを発見

では疑惑のコントローラコネクタ部分に注目。(赤丸の部分)

拡大して見ると・・・・・、あーこれは複数個所で”はんだクラック”を起こしてますね。

はんだクラックとは経年劣化や何らかの負荷によってはんだに亀裂が入り接触不良が起こる現象の事です。

コントローラーの接続部分は、コネクタの抜き差しやケーブル自体の重さ等による負荷もかかりやすいのでそれが原因でしょう。

再はんだを行い修理

原因が分かれば修理です。今回のハンダはかなり細かい箇所なので͡コテ先をより細いものに変更して作業を行います。

コテ先が細いと熱がなかなか伝わらず作業時間がかかりますが、根気よく該当箇所を一つづつ再はんだしていきます。

って、事でクラック部分も無くなり作業完了。後はテストプレイですね。

無事修理完了

本体を組み直し、テストプレイ。

お、どのコントローラーのキーも無事に効き快適にプレイできるようになってますね。コントローラーのコネクタ接続部分を軽く動かしてみても誤動作もありません。修理完了です!

って事で今回はここまで。では、また。

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Author: Naokit

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