ビネガー気味のゲームボーイ
我が家にある黒色のゲームボーイポケット。
さほどゲームに支障はないのですが、液晶がうっすらとビネガーシンドローム(以下ビネガー)で変色してきています。軽度ですが。
ビネガー化に対して過去に何度もこのブログで修理記事は書いてきたので、今回は趣旨を少し変えて他人にプレイ画面を覗けないプライバシー保護ゲームボーイに改造しようと思います。
↓参考:過去のビネガー化液晶修理の記事はこちら
まずは分解
もう何度もゲームボーイポケットは分解していますが、とりあえず分解。
毎回言ってますが、分解には特殊なY字ドライバが必要です。
基板を取り外して液晶部へアクセス。
液晶部を取り外せました。この時点でいつもの軽いビネガー臭が感じられますね。
いつもの苦行
次に、変色の原因となっているであろう偏光板を液晶表面から剥がします。
その後、1時間近くかけて液晶面にこびり付いている接着剤をシールはがし液や無水アルコール等を使って除去していきました。
偏光板の表裏で色が違う?
(↑偏光板:表)
(↑偏光板:裏)
ここで今回初めて気付いたのですが、剥がした純正の偏光板を液晶画面に重ね合わせた時に表と裏で色がかなり違う事に気付きました。本来取り付けられている表側だと白黒に近い色になるのに対して、裏側に取り付けると色が旧ゲームボーイのような緑っぽい色になるのです。
amazon等で購入出来る一般的な偏光板だと表裏どちらでも緑っぽくなるのですが、純正の偏光板は特別な仕様なのでしょうかねぇ?
偏光板を取付けずに組み立て
いつもなら偏光板を交換して、修理完了!・・・となるのですが、今回は”プライバシー保護ゲームボーイ”仕様にするため偏光板は交換しません。交換どころか取り付けもしません。つまり偏光板を除去した状態で組み上げます。
見た目は普通のゲームボーイと変わりませんね。
そして、実はこの状態で電源も入ってゲームも起動しています。さて、何のゲームが起動しているか分かりますか?
画面に何も映っていないですし、写真ですので音楽も聞こえないので当然何のゲームか分かるわけ無いですよね? これは失礼しましたw。
そこで使用するのが、この偏光グラス。釣りやドライブ等の際、余計な反射光を遮り視界を良くするためのツールです。
このメガネをかけた状態で、ゲームボーイの画面を見ると・・・・
はい。このように偏光グラスをかけている人だけに画面が見られます。プレイ画面は周りの人には見られないので完全にプライバシーは守られてます。これでギャラリーの目を気にすることなく存分にゲームを楽しめますねw
使用時の注意
・・・って事で今回は”プライバシー保護ゲームボーイ”に改造したわけですが(まぁ、偏光板を取っただけですがw)、公衆での使用時にはそれなりの注意が必要かも知れません。
考えられるいくつかの注意点を紹介。
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1. スピーカーから音楽を流していると、結局何のゲームをしているかバレる。(イヤホン使用を推奨)
2. 偏光メガネ装着が必須。(当たり前ですが面倒)
3. 周りから何も映ってない画面を見て一喜一憂しているちょっとアレな人と勘違いされる。
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私、Naokitの真似をして”プライバシー保護ゲームボーイ”に改造する場合は、以上を踏まえた上で作成をお願いしますw
って事で今回はここまで。では、また。