PS2の電池切れ
定期的に行っている、レトロゲーム機のメンテナンス中にPS2にある不具合を発見。
起動時に表示されるホーム画面の球体の光が円を描かず、静止しています。知っている方も多いと思いますが、これは内蔵電池切れのサインですね。
現存しているPS2は発売後20年近く経過している個体が多く、この症状は経験した方は多いのではないでしょうか。
一応、システム設定中の時刻合わせ画面を確認してみると、時刻が2000年1月1日になっています。
コンセントの抜き挿しの度に毎回時刻合わせをするのも面倒ですし、一応ブログネタにもなるので早速電池を交換していきましょう。
電池切れだと何が困る?
結論から言うと、内蔵電池切れで時間が狂っていてもほとんどのゲームは問題なく遊べます。
ただ、一部のゲームでは本体の内部時計の時間を利用してイベントなどを発生するものもあるそうなので、そういうゲームをする方にとっては大事ですね。
後はセーブデータにセーブ時の日時が記録されると思いますので、時間が狂っているとセーブデータの管理時に混乱するかも知れません。
何より起動時にホーム画面の球体が静止していると、PS2がフリーズしたように見えるので精神安定上交換はした方が良いかも知れません。
今回の機種は電池交換が簡単
では、今回電池交換をするPS2を紹介。
型番はSCPH-30000。お、ラッキーな事に、これは内蔵電池交換がかなり簡単な機種ですね。
実はPS2は型番によって内蔵電池が取り付けられている場所が異なるため、型番によってはかなり交換が面倒な機種が存在します。
PS2を分解していく
いつものように、ゴム足を取って上蓋を外します。
この型番の機種は下部の基盤と上蓋の電源スイッチ部分がフラットケーブルで繋がっていますので開ける時に断線しないように注意しましょう。
・・・って、説明している間に、もう画像中に今回交換する内蔵電池が見えてますねw
先述したように、この型番の機種はDVDドライブの側面にすぐ内蔵電池があるのでアクセスが非常に容易です。マイナスドライバー等で古い内蔵電池を早速外してみましょう。ちなみに型番によっては内蔵電池が基板に直付けされている機種もあり、その場合、当然基板が見えるまで分解作業を行わなければならない為メンテナンスが非常に面倒です。
装着されていた電池はCR-2032。経年劣化の腐食でやや見ずらいですが、PSロゴが電池に刻印されています。
一応電圧を測ってみた所、0.03V程になっていました、CR-2032は規格上3Vなので完全に干上がってましたね。
電池交換後、動作テスト
サクッと電池交換が出来たので、本体を組み直し時計を合わせます。
以後はコンセントを抜いても時計の時間はリセットされる事無く正常に動作をするようになりました。
ホーム画面の球体も元気に回り続けています。無事、電池交換成功ですね。今後も元気に稼働してもらいましょう。
って事で、今回はここまで。では、また。