100円で買ったジャンクテレコを直してみた

ジャンクのテレコを購入

ハードオフでジャンク品のテレコを購入。目立つ傷や汚れなどは全くなくかなり状態は良さそう。

値段は100円(税別)。まぁ、この値段ならとりあえず購入しておきましょう。

機器の詳細と動作確認

では、購入したテレコを軽くチェックしていきましょう。

このテレコはAM・FMのラジオ機能が付いています

通電とラジオの受信はハードオフのチェックコーナーで動作確認済み。

サイドの端子類はごく普通。

マイク入力端子があるので、ファミリーベーシックやポケコン等のレトロな電子機器のデーターセーブにも使えます

これらのレトロな機器を複数所有している自分にとってはテレコの予備機は何台あっても困らないので、安い個体を見つけたら買うようにしています。

 

↓ファミリーベーシックやポケコンのデータ保存についての関連過去記事はこちら

令和時代のファミリーベーシックデータ保存環境を考える

ポケコンのテープレコーダケーブルを自作してみた

 

型番は”SAD-1240”。小泉成器の現行商品のようです。2016年製と比較的新し目なので内部の部品劣化はあまりないと思われます

次に、カセットテープを入れてテストしたのですが、ここで問題が。

巻き戻しは出来るのですが、再生・早送りが出来ません。

テープを取り出して確認すると回転ムラもあるので、どうやら内部のゴムベルト部に問題があるようです。

まぁ、回転系の機器に良く起こる典型的な持病ですね。

分解していく

症状を確認したら、次は分解です。

裏面に4か所ネジを外していきます。

ここでまた一つ問題が。4個のうち1つのネジ穴が潰れてナメていました。

おそらく前の所有者が、分解しようとして失敗したのか不明ですが、この最後のネジを外すのに滑り止め剤を使うなどちょっと苦労しました。

って事で、苦労してオープン。

まず目に入った、モーターからプーリー部分へのゴムベルトは異常なし。滑りや緩みはありません。

それでは次に、基板のネジを外し基板を浮かせ裏側にあるゴムベルトを確認すると・・・・

あ、やはり予想通りゴムベルトがプーリーから外れていました

基板を一旦外せば作業は楽なのですが、基板を外すためにはハンダ付けしてある複数の配線を全て外さなければならず面倒なので、基板を浮かせたままピンセットを使ってゴムベルトの交換を行いました。

ピンセットでどうにかゴムベルトを外しました。右側のゴムベルトが内部で外れていたもので、左側のが新しく交換用に用意したゴムベルトです。

写真では分かりにくいですが、若干ゴムの伸びがあるようなので念のため新しいものに交換しておきましょう

こういう修理のためにゴムベルトのセットは常備しておくと便利ですね。

ちなみに、写真を撮るのを忘れましたが、この新しいゴムベルトを細い隙間からピンセットでプーリーへかけ直すのには20分ほど奮闘したので非常に苦労しました。

ゴムベルト交換で動作良好

ゴムベルト交換後、カセットテープを入れて動作テストを行い、無事に録音、再生、早送り、巻き戻しが出来るようになりました。

この機種はラジオ音声の録音も可能なのでエアチェックにも便利ですね。

このテレコも予備機として大事に使っていきたいと思います。今回はここまで。ではまた。

 

Author: Naokit

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