ハードオフにて発見
先日、ハードオフのファミコンソフトのジャンクコーナーを漁っていた時に、普段はあまり見かけないソフトに遭遇。通常のファミコンソフトに比べて、かなり大型の形状が特徴的な”光栄(現:コーエーテクモ)”のファミコンソフト達です。
とりあえず気になったので、思わず7本とも購入してしまいました。ちなみに各ソフトは100円(税別)でした。
光栄ソフト所有=金持ち?
今では三国無双シリーズ等のヒットでかなりイメージが変わっているかもしれませんが、ファミコン世代だった自分にとっては”光栄(現 コーエイテクモゲームス)”と言えば、歴史モノのシミュレーションゲームの金字塔であり、硬派なイメージの会社でした。(まぁ、実際には過去にはPC用でアダルトゲームも何本か作成していたようですが。)
また、当時小学生だった自分にはシミュレーションゲームというジャンルのゲームは、画面も数々の数値の羅列と地図の画像ばかりの地味な印象で、余り遊びたいと思う事はなかったのですが、中高生の歴史好きの人達の多くがこの”光栄”のゲームにのめり込んでいるのを見て何となく少し大人のゲームなんだなぁというイメージも持っていました。
(実際、その頃の印象が強かったのか、私Naokitはその後もシミュレーションゲームは”サクラ大戦シリーズ(戦闘パート部分がシミュレーション方式だった)”ぐらいしか遊ぶ機会がありませんでした。)
そして、一番強く持っていたイメージは”光栄のファミコンソフト”はとにかく高いというモノ。当時の一般的なファミコンソフトが平均4000円~5500円位のものが多かったのに対し、”光栄”のソフトは総じて1万円近く(又はそれ以上)するものが多く、子供心に何となくブルジョワ層の方のための高級ソフトメーカーなんだという強い思い込みを持っていました。
当時の値段を振り返ってみる
では、今回購入したソフト達を発売日順に当時の定価を確認しながら振り返ってみましょう。
信長の野望 全国版
1988年03月18日発売
定価9,800円
三國志
1988年10月30日発売
定価9,800円
蒼き狼と白き牡鹿
1989年04月20日発売(この年の4月1日より消費税3%が導入開始)
定価9,800円(税別)
信長の野望 戦国群雄伝
1990年2月3日発売
定価11,800円(税別)
水滸伝 天命の誓い
1990年6月25日発売
定価11,800円(税別)
三國志II
1990年11月2日発売
定価11,800円(税別)
信長の野望 武将風雲録
1991年12月21日発売
定価11,800円(税別)
当時なら合計金額はおいくら?
どうでしょうか。ファミコンのメインターゲットだったと思われる当時の小中高生にとっては、かなりの高額なソフト達ですよね。(ちなみにファミコン本体の定価は14800円)
別に”光栄”自身も闇雲に価格を上げたくはなかったのでしょうが、この手のシミュレーションゲームはプログラムが複雑なため、それゆえ大容量のROMが必要でこのような価格にせざるを得なかったのでしょうね。
まぁ、当時の子供たちはそのような理由などは知らず、ただただ、このインパクトのある値段に驚愕していましたね。
では、今回購入したソフト達とファミコン本体を当時、全て定価で買っていたとしたらいくらになるのでしょうか。
合計すると、”91400円(税別)”。もう少しで10万円に届きそうな値段です。
上記の写真を当時の子供たちに見せる事が出来たのなら、きっと、”スッゲー!!金持ちーっ!”と度肝を抜いて驚いてくれるかも知れませんね(笑)。
では、今回はここまで。