ハードオフで発見
前回はトミーのLSIゲーム、”パックマン”を紹介・修理しましたが、今回はそのパックマンと同じ日にハードオフで発見したこれもまた少々レアなLSIゲーム”キングマン”を紹介します。
動作未確認のジャンク品ですが、値段はなんと110円(税込)でしたので、躊躇なく購入しました。
詳しく見ていく
キングマンは前回のLSIパックマンと同じトミーが1982年に発売したLSIゲームです。
タワー型の特徴的な大きめの筐体で、なかなかの存在感です。
コントローラー部は真ん中のスライドスイッチの他、左側にジャンプアクションのボタン、右側に上下左右の移動キーボタンがあります。
今ではこのキー配置に違和感を感じますが、ファミコン登場以前のゲーム機のコントローラーは右側が移動キーである事も結構あったようです。
動作確認
帰宅しとりあえず動作確認。端子部分に多少のサビがありましたので磨いて清掃した後、電池をセット。
動作には底面部に単2電池4本が必要ですね。
ちなみに前回のLSIパックマンの時も使用しましたが、今回も単3→単2変換アダプタを使用しました。
電池をセットし、スライドスイッチをONにすると大きめの電子音を発しながらあっさり起動。
画面表示も特に問題なさそうです。
画面は前回のパックマンと同じ蛍光表示管(FLディスプレイ)の美しい表示です。
ゲームで遊んでみる
特に問題なく起動しましたので、ゲームを少し遊んでみましょう。
ゲーム内容は、(1面は)ほぼドンキーコングのパクリですね。全4面構成です。
最上部にいるメカゴリラである”キングマン”に捕らわれた女の子を救出すべく、主人公の男の子が敵を避けながら上へ登っていくタイプのゲームです。ゲーム内容の詳細はググってみてください。
まぁ、この辺は言及は避けますがおおらかな時代だったのでしょう。
しかし、このゲームはかなりコントローラーのレスポンスが悪いです。
最初はコントローラーの不具合かと思いましたが、ネット上のレビューを見ると不具合ではなく仕様との事。そのためかこのゲームの評価はそれほど高くないようです。この操作性がもう少し良ければ評価も変わっていたかもしれませんので残念です。
分解は断念
ちなみにこの機種、メンテナンスのためにネジを外し分解にもチャレンジしたのですが、どうやっても枠が外せません。隠しネジ等があるようには見えませんでしたので、内部でプラスチックが複雑にかみ合っているのでしょうか。ネット上にも分解情報は見つけられませんでした。
無理にこじ開けて破損してもしょうが無いので、今回はとりあえず枠の隙間にエアダスターを突っ込んで内部のホコリや汚れを吹き飛ばす程度のメンテナンスを行い、分解は断念しました。
LSIパックマンと並べてみる
前回紹介したLSIパックマンと並べて2ショットで撮影してみました。
どちらもゲーム性には難ありですが、オブジェとしては優秀ですね。今後もレトロLSIゲーム機を発見したら集めてみたいと思います。
今回はここまで。ではまた。
追記
電池駆動だと電池消耗が意外に多く利便性が悪いので、後日ハードオフで適当なジャンク品のACアダプタを見つけて使用しています。
ちなみに両機種とも6V、センターマイナスの外径5.5mm内径2.1mm規格のものが使用可能でした。