中華製HDMIキャプチャー
1000円前後からPCにHDMI映像をUSB経由で取り込み可能という中華製HDMIキャプチャーアダプタを購入してみました。
一時期話題になり、最近はかなりの数の同様の類似品商品が出回っていますよね。
仕様書によると入力は4Kまでの対応で出力画像は2K(フルHD)までとの事。まぁ、この値段では十分な性能ですね。
一般的なHDMIキャプチャーアダプタだと1万~2万はするのでこの値段は破格です。
中身を見てみる
本体はUSBメモリを2回りほど大きくしたぐらいの大きさ。重さは21.4gと軽量コンパクトです。
金属製のボディで質感も良い感じ。
(ちなみに自分が購入したのはUSB3.0対応で1080p 60hzの出力可能(偽りがなければ)と謳っている上位機種の方を購入しています。)
後面にはHDMIの入力端子。パススルー端子は無いです。まぁ、この大きさなので当然といえば当然ですが。
PCに繋いでみる
最近めっきり使用する頻度が減ったノートPCを引っ張り出してUSB端子に繋いでみました。
ちなみにPCの推奨スペックはデスクトップPC用CPUだとi5-3400以上、ノートPC用CPUだとi7-3537U(2.0Ghz)以上との事。Celeronとかだとおそらく頻繁にコマ落ちするのではないかと思います。
この手の機器は接続するとかなり出っ張る形状になります。
USB端子に結構な負担がかかると思うので、本来はUSB延長ケーブル等を使用した方が良いと思います。欲を言えば延長ケーブルが商品に同梱されていると嬉しかったのですが・・・・。
ちなみにこの機器はPC上で標準的な”USB Video”カメラとして認識されます。
そのためWindows10等ではドライバ不要で、差し込むだけで簡単に認識されるので便利です。
映像をキャプチャーするための準備
では、映像をキャプチャーしてみたいと思います。
取り込みに使うソフトは、USBカメラ映像入力に対応しているソフトなら何でもよいのですが、ここではWindows10に標準で搭載されている”カメラ”アプリを使用してみます。
設定項目を見てみると映像キャプチャー時の画質は一応、1080p 60fps(フルHD、毎秒60コマ)まで対応しているように見えます。
試しにPS4を接続してゲーム映像をキャプチャー録画してみました。
遅延は多少ありますが(0.5秒位?)、個人的には思ったよりは気になりませんでした。とはいっても、アクションゲーム等のプレイ動画をキャプチャーする場合は別途HDMIスプリッター等を使用して別モニタを見ながらプレイした方が良いですね。
録画自体は、ちゃんと一応録画されているようですが、
録画されたデータのプロパティを詳しく確認してみると、1080p 29.97fpsで60fpsでは残念ながら録画できていませんでした・・・・。
マシンスペックの問題なのか、中華製品によくある仕様の偽りなのか気になりますが、値段が値段なので、”まぁ、こんなものかな”と納得しています。
その後30分ほど使用してみましたが、本体が特に熱くなったりはしませんでした。ただ、安定して長時間録画用に使うためには、余裕を見て念のために720p 60fps位まで画質をさらに落とした方が良いかもしれません。
ちなみにオーディオもステレオではなくモノラルになるようです。
HDCPはスルー?
ここで気になったのはPS4の映像をキャプチャーする際に気づいたのですが、PS4のHDCP機能をオフにしなくても映像がキャプチャーされている事。
どうやらHDCPをスルー(無視)しているようです。HDCPスルー機能については映像をモニターするだけなら問題ないと思いますが、グレーゾーンの話になりますので、キャプチャーする際は十分ご注意ください。