加水分解してベトベトのゲームパッドを直してみた – F-710 –

ゲームパッドが100円!

また、ハードオフにて掘り出し物発見。

もはやPC用コントローラーでは定番と言っていい、ロジクールのワイヤレスゲームパッドF-710です。値段はなんと税別100円!。普通に買うと2~3千円はするでしょう。

なんでこんなに安いのかと手に取って見た所、理由はすぐ判明。

裏の持ち手のプラスチック部分が経年劣化により加水分解を起こしてかなりの”ベトベト状態”です。

周りのホコリなども付着しており、見た目も汚く手に持つのにちょっと抵抗があるほどです。

かなりのお得商品だった!

この手の商品はUSBの専用レシーバーが付属してないと、何も出来ないので確認しようと裏面の蓋を試しに開けてみると・・・・

おぉっっ!充電池が入ってるっ!!

そうです、前のユーザーが使っていたと思われるパナソニックのニッケル水素充電池エボルタ(2350mAh)が装着されたままになっていました。

電池も新しそうな状態で、正直これだけで軽く100円以上の価値はあります

ちなみにUSBレシーバーもちゃんと電池ボックス内に付いてました。

・・・って事でもう迷うことなく(むしろ喜んで)購入w こういうのがハードオフの面白いところですね。

動作は全く問題無し

パナソニック製の充電池が安価に手に入っただけで十分だったのですが、一応、コントローラーも動作確認してみます。

PCに繋いで確認してみると、動作は全く問題なし。

各キー、ボタンの動作にも違和感はなくそのまま使用出来そうです。ちなみに充電池の方も問題なく充電・使用できました。

やはりベトベトが気になる

動作は問題ないのですが、やはり加水分解してベトベトになっている状態は気になります。

この状態のままゲームをすると、かなりの不快感があるのでゲームどころではありません。前のユーザーもおそらくこれが原因で手放したのでしょう。

せっかくですから快適に遊ぶ為に掃除をしていきたいと思います。

定番の方法

まず、加水分解したプラスチックのベトベト具合はかなりのものなので、普通に水を付けた布やティッシュなのでは全然落ちません。むしろ、ティッシュや布の細かいゴミが付着して余計に汚くなります。

ここは素直に化学薬品の力を利用しましょう。

まずは定番のエタノールで磨いていく方法。ティッシュにエタノールを付け磨いていきます。

粘着部分が汚れの様にティッシュに付着して粘着部分が取れていきます。

が、この方法は、結構な量のエタノールと割と強めにゴシゴシと擦る作業が大変なのでしばらくして断念。

少ない面積ならいいですが、エタノールが割と高いのでコストの面でもあまりお勧めできませんね。

作戦変更

作戦を変更して、次はお掃除の定番である重曹水を使って試してみます

今回はダイソーで重曹(炭酸水素ナトリウム)を買ってきました。この手のポピュラーな薬品は安く買えるのでありがたい。しかも安全。

重曹水に漬ける予定なので、まずは分解して外装のプラスチック部分だけ外していきます。

ちなみに使用されているのはT8という規格の特殊な形状のネジですのでこのような形状のドライバー(トルクスドライバー)でないと分解できませので注意。普通の人はあまり使わないかな。

ですが、ジャンカーたる者、このようないかなる分解にも対応できるよう一通りの工具は揃えておきたいところです。

 

分解完了。

後は適当な容器を用意し、50℃くらいの熱湯と重曹を入れます。

重曹の量は100mlに付き小さじ一杯くらいが適量の様ですが、今回は目分量で適当に入れました。

重曹が溶けきったのを確認してこのように、プラスチック部を漬けておきこのまま半日ほど放置しておきました

重曹水に漬け置き半日後・・・

半日程経過し、軽く水洗いし取り出してみました。

結果・・・

ベタつきはキレイに無くなっていました!

漬け置き時間が短かったのか、表面にわずかなベタつき時の跡の様なものは残っていますが、触った感じは普通にサラサラ状態です

気になる方は爪等で擦れば表面のベタ付き跡はボロボロと取れますので、

最終的に磨いてやれば光沢が出るほどにキレイになりました。

プラスチック部分だけに分解できるものなら、エタノールよりも重曹の方が楽でいいですね。

この後、シリコンスプレー等を塗布すれば更に良いのかも知れません。

今後はこのパッドを使いゲームをいろいろ楽しんでみたいと思います~。

Author: Naokit

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