九十九電機の特価セールで発見
先日、九十九(つくも)電機の通販サイトにて激安の翻訳機を発見。
TEKWIND社のSpeak Meという翻訳機で値段は特価で1078円(税込・送料別)。
この手の翻訳機で最近流行っているのはソースネクスト社のPOCKETTALK(ポケトーク)が有名ですね。
POCKETTALK(ポケトーク)はSIMカード対応で外出先でも使用可能なモデルもありますが、この製品はWiFi専用モデルです。
開封してみる
内部に入っているものはこれだけ。本体と簡易説明書、充電用USBケーブルのみ。
本体はフル充電で約6時間使用可能との事。
ちなみに購入時電池残量は全くありませんでした。倉庫で長い間眠っていたのでしょうか。
箱の説明によると対応言語は40か国との事。ポケトークは55言語対応なので比べると結構少ないですが、主要な国には対応しているようなので十分ですね。
電源を入れてみる
しばらく充電して電源を入れてみました。本体はかなり軽いです(約69g)。
液晶も見やすいです。
電源を入れると、まずWiFi接続を促されます。画面はタッチパネル対応なので設定もスムーズに行えます。
先述しましたが、SIMカード非対応なので、外出先ではWiFiルーターやスマホとテザリングして使うことになると思います。
設定画面。音量設定や、液晶の輝度、文字サイズ等各種設定が行えます。
各種言語に対応していますね。
商品到着時のファームウェアのバージョンは4.1.3.9で最新バージョンでした。
今後もアップデートはサポートされているのでしょうか。
翻訳してみる
翻訳を始めるときは該当の言語に割り当てたボタンを押しながら話します。
こんなシュールな文章でも即座に翻訳を画面に表示した後、合成音声で発生してくれますw
もちろん”日本語←→多言語”だけではなく、”多言語←→多言語”等の翻訳ももちろん可能です。
今回の例文は少し翻訳結果が怪しいですがw
具体的な翻訳精度は?
説明によるとこの機種は、複数の翻訳エンジンから最適な翻訳エンジンを自動選択し結果を表示しているとの事です。
自分は外国語に詳しくはありませんが、軽く日常会話を英語に翻訳させてみた限りでは不自然な翻訳は少なく、なかなか良い感じに翻訳してくれている感じがします。
しかし、ちょっと気になったので近年の翻訳機の元祖であるポケトークの翻訳例とこの機種(Speak Me)の翻訳結果をいくつか比較してみました。
↓なお、ポケトークの翻訳例は公式サイトのページを参考にしました。
https://pocketalk.jp/details/translation-list/?i=nav
例文1:今日のオススメはマグロの刺身と鯛の煮付けです。
ポケトークの翻訳
Today’s recommendation is tuna-sashimi and boiled sea bream.
Speak Meの翻訳
*ほぼ同様の翻訳ですね。
例文2:東京タワーまで行きたいので、タクシーを呼んでください。
ポケトーク
Please call me a taxi because I want to go to the Tokyo Tower.
Speak Me
*Speak Meはなぜか後半の”タクシーを呼んでください”の部分の翻訳がカットされています。やや長文の翻訳は苦手なのかも。
例文3:そこに行くにはどの出口から出るのが一番近いですか。
ポケトーク
Which exit is the closest to getting out there?
Speak Me
*ほぼ同様の翻訳であると思います
例文4:こちらが弊社の新商品です。
ポケトーク
This is our new product.
Speak Me
*全く同じ内容の翻訳。
例5:納期はいつ頃でしょうか。
ポケトーク
When is the delivery date?
Speak Me
*ちょっと不自然な翻訳ですね。なぜ”So”が文脈に入ったのかが不明です。
また、ポケトークの方の翻訳では相手に”納期”というよりも”出荷日”を聞いているように誤解されそうな気がしますがどうなんでしょう。
Speak Meは短い文章なら、ポケトークと遜色ない翻訳精度ですが、長文の翻訳は一部の文章が抜けたりするのでやや苦手なようですね。Speak Meを使う時は短めのセンテンスに区切って使用するほうが良さそうです。
今後のファームウェアのバージョンアップでより翻訳精度が上がる事を期待したいと思います。
また、英語の詳しい方がおられましたら、この2製品の翻訳精度についてどちらがより自然な表現なのかコメント頂ければ幸いです。
では、また。