また、NASをゲット
どうも。NAS好きのNaokitです。
今回はハードオフでジャンク品のNASが販売されていたのでゲットしました。
実はこのハードオフでは数年前にもネットギア社の格安のNASを手に入れて記事にしていました。都会ならともかく、この辺の田舎ではNASがジャンクで流れている事はめったになく、手ごろな値段で見かけたらとりあえず買うようにしています。
NASとは
前にも解説していますが一応。
NASとは”Network Attached Storage”の略でいわゆるネットワークで共有して使える便利なハードディスクの事です。複数のクライアントからデータを共有できる便利さは一度使ったら手放す事は出来ないくらい便利です。
ちなみにうちのNASはこれで3台目です。NASはたくさんあっても困りません!
買ったNASを改めて紹介
改めてこれが今回ジャンクで買ったNAS。値段は1620円。
裏のシールによると型番は”TS-WX1.0TL/R1”で企業向けのモデル。2009年発売のモデルのようなのでもう10年前の商品ですね。当時は7万以上の価格だったようです。
ちなみに動作状態の説明書きは一切ありません。
背面には内蔵HDD交換用の鍵がちゃんと付いていました。これが無いと前面蓋をぶっ壊して内部にアクセスするしかないのでとりあえず一安心。電源ケーブルは付属していませんでしたが、家にたくさん転がっている一般的な3ピンタイプのケーブルなので問題ありません。
ちなみに上部には液晶画面があり、ここで各種ステータスを確認できるようです。これは便利ですね。
背面のインターフェース類。
USB端子・LAN端子がそれぞれ2ポートとUPS接続用のRS-232C端子があります。
背面ファンはホコリもほとんどなく比較的キレイな感じです。
鍵を開けるとHDD用のベイが2つ確認できます。という事はRAID0、RAID1のみの対応ですね。まぁ、この辺は買う前に事前にリサーチ済みでしたが。
ベイを外してみますが、内部のHDDはやはり抜かれていました。重さから大体予想は出来ていましたが・・・。
まぁ、家には検証用のHDDは何台か余っているので問題は無し。スロット数は控えめの2台です。
で、動くの?
とりあえず、家に転がっていたHDD2台をベイにセット。
電源を入れて見ましたが、ERRORランプの表示と共に真っ赤な液晶の画面表示。
液晶にエラー内容等の文字列は何も表示されません。
これはハズレかな・・・と思いながらも、いろいろ調べてみるとバッファローのNASはHDD上にインストールされたファームウェアからシステムが起動するようになっているようでHDD上にファームウェアのプログラムを書き込まないと何も出来ないようです。
逆に言うとHDD上にファームウェアを書き込めば復旧出来るという事ですね。
(以前のネットギアのNASはハードウェア上のフラッシュメモリ内にファームウェアが書き込まれていたようで設定やHDD増設・交換は非常に容易でした)
とりあえずいろいろやってみる
検索した所、バッファローのサイトで該当機種のファームウェアのデータが見つかりました。
同一ネットワーク上の適当なPCからファームウェアをダウンロード後、NASをLANケーブルで家庭内のネットワークに繋ぎます。
付属しているNAS Navigator2というツールを使うと、ネットワーク上にあるバッファローのNASを発見できます。この時にNASにルータのDHCP機能で割り当てられているIPアドレスも覚えておきましょう。
この時NASのモードがEM(エマージェンシー)モードになっている事を確認しました。
この後は”TSUpdater.exe”というプログラムを使い、IPアドレスに誤りが無いか確認したうえでファームウェアをHDD上にインストールしていく訳ですが、作業は以下のサイト様の情報を参考にさせていただきました。
↓ みーのぺーじ
アップデート途中で、
自分の場合、(↑)みたいなエラーが出たので、インストールに失敗したのかと思いましたが、
エラー表示が出たにも関わらず、なぜかNAS Navigator2でNAS上のHDDを認識できるようになりました。まぁ、動いているのならいいか。
NAS側の液晶表示も問題なく表示されるようになりました。
次に、ブラウザ上からNASのIPアドレスを打ち込んで設定画面を開いてみると、無事ログイン画面も出てきました。
幸い、前オーナーの方がユーザー名とパスワードをデフォルトのままで運用していたようで、無事に設定画面を開くことができました!!これで問題なくNASとして使えそうです。
(もし、全ユーザーがパスワード変更等を行っていた場合この画面が開けずに詰んでしまいます)
って事で無事復旧出来ました。今回は検証用の小容量HDDを仮に積んでいますが、今後は4TB位のHDDを2台搭載しRAID1(ミラーリング)構成で運用していきたいと思います。
おまけ(ベンチマーク結果)
RAID1環境でのベンチマーク結果。かなりのスピードです。以前のネットギアのNASに比べて約2倍のスピードです。この速度でしたらメインNASに昇格させても良さそうです。
追記:2023年11月
ブログ中に解説してある上記のファームウェアアップデータ(TSupdater.exe)は現時点での最新Ver1.76ではこの機種の場合、何らかの制限がかけられている様で純正以外のHDDを使用している場合、上記のアップデート作業を行っても”パーティションの作成エラー”が起こり先に進めないようになっている様です。そのため現時点でHDD交換等を考えられている方は、現在すでに公開停止している旧バージョンのファームウェアアップデータを手に入れる必要があるようですのでご注意ください。また、旧バージョンをすでにお持ちの方は削除せずに大事に保管される事をお勧めします。