ジャンクのゲーム機を発見
ワンダースワンカラーFF2同梱版ジャンク品 980円(税込)
先日、食料品の買い物ついでに近所のリユースショップ店に寄った所懐かしいゲーム機を発見。
30~40代のちょっとしたゲーム機好きの人なら知っていると思いますが、かつてバンダイが2000年頃発売していた携帯ゲーム機ワンダースワン(カラー)です。当時の大ヒット商品のゲームボーイカラーやゲームボーイアドバンスには売上数は遠く及びませんが、それでもシリーズ累計で300万台以上売れてスマッシュヒットしたゲーム機です。
先日のブログでも紹介したゲームウォッチと同じくゲーム機の神様、故 横井軍平氏が開発に関わったハードとしても有名です。(正確には横井氏は初代の白黒液晶のワンダースワンの開発に関わっています)
訳ありのジャンク品ですが値段は税込の980円と格安。しかも、箱付きの美品のファイナルファンタジーⅡ(以下FF2)同梱版です。
一応、ジャンク内容を確認すると、
どうやら、電源ボタンの故障の模様。ONには出来るがOFFに出来ないので
電源を切るにはイチイチ電池を取り外さないといけないようです。しかし、この症状なら、その点を除けばゲームは普通に遊べそうな感じですね。
少し調べると、どうやらこの症状はカラー版のワンダースワンの持病の様です。電源ボタンが経年劣化で接触不良になる症状が頻発しているそうです。まぁ、接触不良なら直すのは簡単だろうという事で購入しました。ちなみにワンダースワンは昔買ったことは無いので初めての購入です。
中身を確認
家に帰って中身確認。外箱もとても綺麗な状態で付いていました。
外箱の裏側。FF2のイラストが描かれています。
中に入っていた付属品。説明書やソフトのケース等もかなり綺麗。ほぼ完品だと思います。
付属特典のストラップ。しかし、このデザインは何なんでしょう?何かのキャラクターでもなければFF2のロゴとかの刻印も無いので言われなければ、ただの普通のゴミストラップにしか見えませんね。
後日追記→これはどうやらFF2ゲーム中の反乱軍の合言葉の”のばら(野薔薇)”をモチーフとしたアクセサリーのようです。
早速、動作確認してみる
では軽く動作確認。
電池アダプターに単3電池一本をセットしてそれを本体裏側に入れるようになってます。たった、一本の電池で駆動するとは驚きですね。しかも、20時間駆動可能との事。
はい。電源ボタンで無事に電源は入りました!
しかし、確かにもう一度電源ボタンを押しても電源が切れません。とりあえずこの件は後で修理しましょう。
その後、しばらく遊んでみましたが、他のボタンは異常なし。不具合は電源ボタンのみのようです。しかし、STN液晶ってこんなに暗かったですかね?
今の液晶に慣れているとかなり目が疲れます。あと音量がボタン式で”OFF→小→中→大”と3段階しかないのが残念。
分解してみる
では、分解して電源ボタンを直していきましょう。
まずはネジを外し裏ブタを取ります。
ちなみにネジはヘックスローブの特殊ネジです。このサイズのドライバーは無いのですが小型のマイナスドライバーで代用して回しました。
上部にあるケーブルを外してやれば・・・
簡単に基板部が取り出せます。この基盤の下部に電源ボタンの接点があります。
接点不良を直す
電源ボタンの通電ゴム部と基盤の接点部分を、接点復活剤を塗布した綿棒を使って掃除します。
その後、何度か組み上げて電源ボタンの効き具合を試してみましたが幾分マシにはなったものの、かなり強く押さないとボタンが効きません・・・・・
結論から言うと、電源ボタンの通電ゴムがかなり摩耗しているのが原因でした。
接点復活剤でも効果が薄かったので、ゴムボタンを探して部品交換しようかと思いましたが、ネット上を探してもなかなか見つからないので、
最終的に原始的な方法ですが、アルミホイルを通電ゴムに貼って修理することにしました。見栄えは悪いですが、内部なので見えませんし、電源ボタンもしっかり動作するようになりました。
という事で、現在は無事に使用できています。
今後はワンダースワンのソフトもハードオフでジャンクで見つけたら買って見ようと思います~。