ネットギア Ready NAS NV ハードオフで1080円で購入
ジャンクのNASを発見
先日、行きつけのハードオフでいつものように物色しているとPCジャンクコーナーでNAS(ナス)を発見。
お値段はなんと1080円!
HDDは付属していませんでしたが、それを差し引いても安いので即買いしました。目立った傷などもなく良い状態の個体です。プライスに店側のジャンク理由のコメント表記もないですが、おそらくジャンク品とはいえ、動作はするだろうと思います。(多分HDD無しがジャンク品になった理由だと推測。)
一応、補足しておきますとNASとは”Network Attached Storage”の略でいわゆるネットワークで共有して使える便利なハードディスクの事です。
手持ちのルーターのLAN端子とこのNASを繋げばネットワーク上の全てのPCやスマホ等からデータを共有できるので管理・運用が非常にスムーズに行えます。
詳細を確認
では詳細を見ていきたいと思います。
正式型番は RNV1-S2-0000 というもののようです。
資料が少なくネット上でもあまり情報は見つからないのですが、とあるページの情報によると発売当時は10万前後する商品だったようです。
前面には上部にUSBポートが1つと電源ボタン、バックアップボタンがあります。おそらく外部のHDDにNASの内容をバックアップ出来る機能かと思われます。
背面のLANインターフェースは一応ギガビット対応の模様。とりあえず最低ラインはクリア。
今どき100BASE-Tじゃ使う気が失せますのでこれは一安心。
USBポートも背面に2ポートあります。ここに追加のUSBストレージを繋いで設定すればファイルを共有できるようになるようです。
後、気になるのは重さ。HDD無しでも重さが4.6kg程もあります。HDDをMAXの4台入れると6~7kgにはなるでしょう。
そのためか、背面には持ちやすいように取っ手も付いています。これはもうある意味ちょっとした鈍器ですな。
なお、NASのCPUは不明、搭載メモリは256MBと今となってはかなり非力なスペックでしょうが、まぁ個人でちょっとしたデータ保存に使う程度なら問題ないでしょう。
前面の扉を開くと、HDDベイが4つあります。つまり最大で4台のHDDが搭載可能になっています。
各ベイは下部のボタンを強く押すことによって、上部のラッチが外れ取り出しが可能になっています。
このボタン、当初は異常に固く指が痛くなるほど押さないとラッチが開かなかったのですが、何度かボタンを押しているうちに徐々に普通の固さになってきました。
HDD取り付けのネジなども無くさないようテープで張り付けて付属されていました。細かい所ですがこれは有難い配慮です。
内部に搭載するHDDを用意する
今回使用したHDDはこの3台。1TBのHDD3台です。
実はこのHDD、友人の”くりゅえる”さんに譲って頂きました。彼は現在までに100台以上のHDDを購入しており、自称 ”衝動買い選手権入賞者” と名乗る程の猛者ですw。
くりゅえるさんありがとうございました。
それでは、いよいよHDDを組み込んで行きましょう。
各HDDをネジでベイに固定していきます。
RAIDは”0”,”1”,”5”の3パターンから組めますが、ネットギアのNASはX-RAID機能という自動ボリューム拡張機能が備わっているため、特に意識せずともHDDを増設しながら自動でパフォーマンスと冗長化を両立した最適なNAS環境が組めるとの事。今回はこのX-RAID機能を使ってHDDを増設していきます。ちなみにX-RAIDは高速で高価な”ハードウェアRAID”ではなく安価な”ソフトウェアRAID”なのでパフォーマンスはあまり期待できそうにないです。
電源投入~
HDDをセットしてルーターとLANケーブルで繋ぎいよいよ電源を投入。
無事電源が入りました~。後面のファンも特に問題なく回転しています。
まぁ通常は、まず通電が正しく行われているのを確認後にHDDの搭載をするのが正当な順番かも知れませんが、今回は壊れている可能性は低いとみてフライング気味に先にHDDを搭載していましたw
結果が良ければ全て良しです。
RAIDarツールを使いNASの設定をする
次にネットギアのサポートサイト内に専用のRAIDarという専用ツールがあったのでそのツールを使いNASを設定していきます。
(もちろん手動でIPスキャンをかけて、ブラウザ上からNASのIPアドレスを直接叩いて設定画面を出してもOKです。)
”管理者ページボタン”を押し、NASにログインします。幸いログイン ID・パスワードは前の所有者がデフォルト状態のまま変更していなかったので、設定画面が無事開きました。
ブラウザ上でNASの各種設定が可能です。
今回は X-RAID 機能により1TB HDD 3台がRAID 5で動作しているため使用可能領域は約2TBとなっています。(1TB分はHDD故障時に復旧するためのパリティデータとして使用されています。)
NASはいくつあっても良い
という事で今回のジャンクNASは問題なく動作しました。
この機種は最大2TB*4台まで認識できるとの事なのでいずれはHDDを少しづつ換装して長く使っていきたいと思います。ベンチマークなども機会があれば調べてみたいと思います。(かなり前の商品で、しかもソフトウェアRAIDなのでそんなに速くはないと思いますが・・・・)
ちなみに我が家には2017年11月現在、NASは他にも2台(玄箱(500GB *現在は非稼働)、LinkStation(3TB x 2 RAID1 ))とファイルサーバマシン(3TB x 4)も1台あるので、保存環境には今の所不自由してないのですが、今回で更に保存環境が充実する事が出来ました。
それにしても保存ストレージはいくつあってもいいもんですねぇ~。またジャンクNASを見つけたら迷わずゲットする予定ですw
ベンチマークソフトで性能を計測
11/24 追記
その後、転送速度をベンチマークソフトで計測してみました。
う~ん。これといって特に遅すぎることもなく、速すぎると言った事もなく普通の結果でしたが、かなり前の製品という事を考慮すればこんなもんなのかなという感じです。
ちなみにNASのジャンボフレーム機能(以下JF機能)をONにすると
と、なぜか大幅に速度が落ちました。(一応、ネットワーク上のHUBもJF機能対応ですし、LANインターフェースもJF機能に合わせて設定しましたつもりなのですが相性の問題なのですかねぇ・・・・)
まぁ、何かとトラブルの多いJF機能ですので、今回は使用を諦めましたが最終的にベンチマーク結果はあまりふるわない結果となりました。
こんにちは。
僕もReadyNASを使っています。ちなみに6本入るタイプですが1000円で買えたのはとてもラッキーですね。うちの近くにもハードオフはありますがNASは無かった気がするなあ。