以前に修理したBDレコーダ
今から約4年ほど前にこのブログ上で”電源が勝手に落ちる”という症状で修理したパナソニックのBDレコーダ。
あれから4年、まだ現役で時々使っていたのですが最近リモコンが全く効かない症状が発生する様になりました。一応汎用リモコンも持っているのでそれで代用は出来るのですが、やはり専用リモコンの方が手にもなじんでいるので何とか自分で直して使いたいと思います。
↓ちなみに以前の修理記事はコチラ。
まずは原因探し
さて、まずは原因探し。外観上は特に問題ありません。衝撃を与えたり水をこぼした覚えもありません。
次に基本の電池の容量チェック。電池チェッカーで確認しますが、2本ともほぼ満タン状態で全く問題ありません。
次は赤外線チェック。赤外線カット機能のないカメラを使用し、ボタンを押した状態で赤外線LEDから光が出ているか確認します。(注:赤外線は肉眼では見えません。)
自分の持っているiPhoneの場合はインカメラは赤外線カット機能が無いのでそれを利用します。
あー、全く赤外線が出ていませんね。しかも全てのボタンで反応が無さそうですので、一部のボタンの問題では無く根本的な所に問題がありそうです。
リモコンを分解する
最近のリモコンはネジが見当たらずハメ込み式で分解が面倒な機種も多いですが、今回の機種は電池カバーを外した所に2本のネジがあり容易に分解できそうです。
はい。簡単に3枚におろせました。
原因はハンダクラック
最初は回路の腐食や断線を疑ったりして、いろいろチェックしていたのですが、ふと赤外線LEDがグラグラしている事に気付きました。
基板裏を確認してみると、該当箇所がやはりハンダクラックを起こしていました。ハンダクラックとはハンダの経年劣化によりヒビ
が入り接触不良になる症状です。
再ハンダで処置
原因が分かれば処置は簡単。再ハンダをして導通させてやりましょう。
ヒビも無くなり、赤外線LEDもがっちり固定されました。これで導通も問題ないはず。
そういや、ちょっと前にもPCエンジンDuoのコントローラ端子の接触不良もこの方法で直したなぁ。
無事修理完了
ハンダクラック改善後、リモコンを組み直し赤外線チェックをしてみると、無事に赤外線が発信されるようになりました。
レコーダーの操作もバッチリです。おまかせ自動録画で撮り貯めていた番組も無事に視聴することが出来るようになりました。
今回はもし修理不能だった場合、メーカーに部品注文するつもりだったのですが、おかげさまで無駄な出費もせず無料修理出来て良かったです。(部品注文だと4千円~6千円位はすると思う。)
って事で、今回はここまで。では、また。