ゲーム用PCのCPUを交換してみた

ゲーム専用マシン

我が家では普段使いのメインマシンはRyzen7搭載のレノボのコンパクトPC(Think Center M75q-2 Tiny)を使用しているのですが、

ゲーム用のPCは約6年前に作成した自作PCの方を使用しています。

主なスペックは

CPU:Ryzen7 2700X

RAM:48GB

グラフィックボード(GPU):GTX-1650Super

今となってはかなり非力な構成です。

↓このPC作成時の記事はコチラ。

投げ売り状態の第2世代のRyzen7 買ってみた – Ryzen7 2700X –

 

とりあえずCPUを交換したい

正直、最近はいいオッサンになって来たのであまり最新のゲームも遊ぶことは無くなったのですが、せめてこのPCのCPUだけでも交換して延命してやろうというのが今回のネタです。

本来であればこの構成でゲーミング用PCと名乗るのなら、”CPUより、まずGPUの交換を優先しろよっ!”という声が聞こえてきそうですが、このブログ執筆時の円安影響でかなりGPUが高騰していますし、結局積極的に遊びたいゲームもないのでこれは後回しにします。

CPUをお手頃価格で入手

さて、今回交換予定のCPU(Ryzen7 5700X)を中華サイトのAliexpressで入手。自分のマシンのマザーボードが対応している世代のCPUの中では上位クラスのモノになります。2022年発表のCPUですが、今でも人気が高くコスパの良いCPUです。ちなみに値段はセール価格で14000円位でかなりお買い得価格でした。(ブログ執筆時点で国内サイトだと25000~28000円位の相場)

一応、裏面もチェック。中華サイトだったので、少し不安がありましたがピン欠けなども無く見た目は問題なさそうです。

交換前にBIOSの設定を変更

今回のPCはWindows11を導入していたので、セキュリティ上のトラブルを避けるためにCPU交換前にあらかじめマザーボード上のBIOSの設定の変更が必要な様です。

具体的にはファームウェアTPM(fTPM)の設定をCPU交換作業の前に無効にします。これを行わないと交換後にセキュリティ機能が働き内部のPCデータにアクセスできなくなるようです。

↓詳しい手順については以下のサイト様が参考になるかと思います。

”初めてのRyzenCPU交換!交換前の確認・準備から手順を分かりやすく解説!!”

https://kinunnobuta.com/ryzen-cpu-exchange

CPUを交換

では、CPUを交換していきましょう。本体の側面カバーを取り外し、

CPU上部にあるファンを取り外すためレバーをオープン状態にします。

左右に軽く捻じりながらCPUファンを取り外します。

この際CPUグリスが固着している事が多いので、事前にPCに負荷をかけてCPUを温めておくとグリスが柔らかくなり取り外し易いです。

次にCPUを固定しているレバーを上げ、

以前の2700XのCPUを取り外しました。

このソケットに新しいCPUである5700Xを載せてレバーを下げ固定します。後はCPUグリスを塗り直し、CPUファンを取り付け直して作業完了です。

ちなみにCPUファンは以前のCPU(2700X)がTDP105W、今回のCPU(5700X)が65Wと低電力・低発熱タイプになったためファンはそのまま流用しました。

CPU交換後の作業

自分の環境の場合CPU交換後PCを初起動するとF1キーを押してBIOS SETUP画面への移行を促されたのでBIOSを起動。

BIOS画面上でCPUを正しく認識している事を確認。

後は先述したCPU交換作業を解説されているサイト様を参考にし、fTPM等の再設定を行いましょう。

各種ベンチマーク比較

では、お楽しみのベンチマーク結果です。以前のCPUからどれくらい向上したのか見ていきましょう。

まぁ、ネット上に同CPUのベンチマーク結果のデータは幾らでもあるでしょうから、一応答え合わせ的な意味での計測でもありますがw

CINEBENCH R23

まずは定番のベンチマークソフト。CPUで画像を3Dレンダリングするスピードを計測するので視覚的には分かりやすいベンチマークです。ただ、最近のバージョンでは10分間の負荷をかけ続けての計測になっているので、結果が出るまでに時間がかかるのが難点ですよね。(負荷耐久テストには良いと思いますが。)

(↑ Ryzen7 2700X)

(↑ Ryzen7 5700X)

マルチは約1.34倍、シングルは約1.48倍の向上となりました。まずまずですね。

 

GeekBench 6

これも定番のベンチマークソフト。多種のOSに対応しているのが特徴です。そのためiOSやAndroid機との性能比較も容易に出来るのが便利。

(↑ Ryzen7 2700X)

(↑ Ryzen7 5700X)

マルチは約1.43倍、シングルは約1.65倍の向上となりました。

2種類のベンチ結果から、全体で概ね1.5倍程度の速度向上の様ですね。

 

モンスターハンターワイルズ ベンチマーク

ブログ執筆時はかなり話題になっていたご存じ激重オンラインゲーム。

今回はグラボのGPUがダメダメなのでまともに動作せず、ベンチマークの意味が薄い事は承知の上ですが、興味本位で計測。

(↑ Ryzen7 2700X)

(↑ Ryzen7 5700X)

・・・・なぜか、5700Xの方がベンチマーク結果がかなり悪くなりましたw

 

もしかしたら、CPU等の各種ドライバ等が最適化されておらず、今後のドライバ更新等で多少結果は変わるかも知れませんが、どちらにしても無駄な足掻きだったことは良く分かりました。

結果はある程度満足

残念ながらGPU性能が大事なゲームのベンチマーク結果は振るいませんでしたが、CPUそのもののパフォーマンスは今回のCPU交換により安価でまずまずの向上が確認出来たので、結果には満足しています。また、今回は計測していませんがCPUの消費電力や発熱量も依然のCPUよりだいぶ下がっているはずなので、そこもしっかり評価したいと思います。

今後はいつかグラボが安くなったら交換して、少しでも活躍できる機会を増やして大事に使って行けたらなぁと思っています。

って事で、今回はここまで。では、また。

Author: Naokit

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.