先日”反射板”交換をしたGBP
先日、画面に黒ずみが発生し、(偏光板の方では無く)反射板の交換により修理したゲームボーイポケット。
過去に何度もやった”偏光板”の交換では無く、かなり難易度の高い”反射板”の方の交換だったので修理完了した時には喜びも一入(ひとしお)でした。
↓苦労した反射板交換の記事はコチラ
https://naokit.info/2025/03/10/%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%82%a4%e3%83%9d%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%ae%e5%8f%8d%e5%b0%84%e6%9d%bf/
バックライト化に興味が湧く
さて、この一旦修理完了したゲームボーイポケットですが、せっかく反射板を交換したのならその延長上の改造であるバックライト交換にも自然と興味が湧いてきました。
私naokitはなるべく当時のオリジナルの環境を保持しておきたいタイプの人間なのですが、オリジナルの非バックライト環境では外光を取り入れて画面が見える仕組みのため、暗い場所や寝ころんだ姿勢等では全く画面が見えず残念に感じていたため今回は思い切って手を加える事を決心しました。
そこで購入したのがこのバックライト化キット。国内サイトでは高めですがAliexpressでは数百円位と値段はかなりお安い。偏光板や抵抗もセットで付いていました。自分の場合、偏光板は前回交換済みなので使用しませんが。
作業開始
今回は分解過程は省略しますが、ゲームボーイポケット液晶部を取り外しました。その後先日の修理で反射板の代用品として使用していたジュラルミンフィニッシュを取り除きます。
そして、裏返して反射板を入れていた位置に今回のバックライトをセットします。
この際バックライトには裏表があるようなので注意してください。(上記の写真撮影時は誤って逆向きに入れており後で修正しましたw 逆向きだと画面上に変な模様が出てしまうようです。)
バックライトを取付完了して一旦ケースに戻してみるとこんな感じ。後はこの赤・黒のケーブルを基板上に配線していきます。
まずは赤ケーブルの先端に付属していた抵抗を取付けます。バックライトのLEDに流れる電流量を制限してLEDに負担をかけないようにするためですね。写真を撮り忘れたのですが、確か抵抗値は40Ω位だった気がします。抵抗値を上げれば光度を下げたりも出来るんでしょうかね。
次にバックライトの電源を本体の基板上から取るため、それぞれのケーブルを本体の基板上の上記の位置にハンダ付けします。(黒ケーブルをGND、赤ケーブルをVDDへ接続)
後はケースに干渉しないように、ケーブルを本体内に収めて組み上げていきましょう。
上部にあるのフラットケーブルを接続するのも忘れずに。
バックライト化完了・・・アレ?
組み上げて電源を入れてみると・・・
やりました!バックライトが無事に点灯して激的に液晶が見やすくなってます!
ネット上で過去に情報は何度も見た事はあったのですが、実物で見るとこれはかなり感動しますねー。
今回は大成功!・・・・と思っていたら、ある事に気付きました。
なんと液晶の上から3分の1ぐらいの所に左右に1本のドット欠けを発見しました・・・・。
細心の注意を払っていたのですが、どうやら作業中に液晶のフラットケーブル等にダメージを与えてしまっていたようです・・・。最後の最後に少し残念な結果になりましたが、普通に遊ぶだけなら大きな支障が無いと思われますので脳内補正でどうにかしようと思ってます。
って事で今回はここまで。では、また。
P.S. 電池の持ちは?
メーカー公称値によるノーマル状態ではアルカリ電池使用で約8時間との事ですが、バックライト化後はどのような感じか気になったので少しテストを行ってみました。
記事作成後にフル充電したニッケル水素充電池(1.2V 容量780mA)で音量最小状態で駆動時間をテストした所、約3時間半で電池切れになりました。より大容量の充電池を使用したり、音量を上げれば、結果は変動するでしょうが、ノーマル時のより消費電力はかなり増えていそうですね。
まぁ、昨近は大容量の充電池も安いですし充電池使用であればさほど気にならないとは思いますが。また機会があればバックライトに使用している抵抗値をより大きなものに変更し電流量を減らせば改善されるかも知れませんので試してみたいと思います。