電池交換が面倒な機種
(参考資料:SCPH-30000番台のPS2の内蔵電池)
先日、別個体でPS2の内蔵ボタン電池(以下電池と表記)交換を行った記事を書きましたが、その個体のPS2は型番が”SCPH-30000”番台の機種で、トップカバーを開けるとDVDドライブ横にすぐ電池があり、電池交換のメンテナンスが非常に容易な機種でした。
そして、今回のターゲットとなるPS2の機種がこちら。
見た目には上述した30000番台の機種と変わりませんが内部構造が微妙に違う後継機種の”SCPH-50000”です。
この機種は厚型モデルのPS2では後期のモデルなので安定度は良いのですが、内蔵電池のソケットが奥の基板上に配置されており交換のためにはかなり面倒な分解作業が必要となります。
内蔵電池交換は頻繁に行う作業では無いとは言え、PS2を複数所有(現在は8台所有)して定期的にメンテナンスしている、私Naokitにとっては割と面倒な作業なのです。
分解していく
PS2は過去にこのブログ上でも何度か分解しており、ネット上にも分解情報が多く提供されているので分解方法は今回は割愛。どんどん分解していきましょう。
って事で、20分程かけて内部のメイン基板を取り出しました。先述したようにこの機種はこの基板にたどり着くまでに、かなり数のネジやパーツを外したり、フラットケーブルの抜き差しが必要なので本当に面倒です。
この基板の裏にやっとお目当ての電池にたどり着きました。
電池の種類は”CR-2032”。基本的にPS2は内蔵電池は全てこのタイプです。
電池残量は全く残ってなかったので、取り外しましょう。
改造していく
では、今後のメンテナンスを楽にするために改造をしていきましょう。今回は以前別の個体でも改造に使用した”CR-2032”の電池ホルダーを使用します。
この電池ホルダーの線をPS2の基板上に極性を合わせてハンダ付けします。
はい。後は紙テープ等で適当にハンダ部を保護&仮固定し取り付け完了。
では本体を組み戻していきましょう。
本体を組み上げながら先ほどの電池ホルダーは、こんな感じで隙間から引き出しました。
そして最終的にDVDドライブとヒートシンクの間のこの位置に電池ホルダーを設置しました。
これで今後の電池交換はトップカバーを開けるだけで簡単に行えるようになりました。
メンテナンスが超楽になった
電池交換の後は、狂っていた内蔵時計の時間を合わせて作業完了。
今回の改造は実はだいぶ前からやろうと考えていたのですが、先述した通り分解が面倒なので後回しにしていたのですが、最近PS2関連のブログ記事を書く事が多かったのでこれを機会に念願の改造が完了しました。
さらに今回の改造は単にメンテナンスの利便性だけでなく、電池交換の度にフラットケーブルや細い配線を何度も分解のために抜き差しすると、ケーブル自体を痛めたりして負担がかかってしまい、別の不具合を誘発させる危険性を回避できるので、この改造には意味があると思っています。
しかし、次の電池交換は少なくとも10年後位かな・・・・。その頃にはPS7位が出てるかもw
なにはともあれPS2も今後も大事にメンテナンスして使って行こうと思います。
って事で、今回はここまで。ではまた。