ジャンクコーナーで購入
ハードオフのジャンクコーナーで車のシガーソケット対応のFMトランスミッターを発見。音声をラジオの特定のFM放送受信帯に変調して転送出来る機器ですね。
今時、数千円のカーオーディオでもBluetoothやMP3の再生位は標準で付いている事が多いと思われるので、わざわざ音質のアレなFMトランスミッターを使う機会はまずないと思われるのですが、値段が110円と格安でしたのでネタ用に購入してみました。
付属品を確認する
では、早速付属品をチェックしてみます。開封する時気付いたのですが、シールも封がされたままだったので、どうやら未開封新品だったようです。これはラッキー。
内容物は説明書、専用リモコン、本体、オーディオケーブル、予備ヒューズの5点のみ。
この手の商品に予備ヒューズまで入っているのはちょっと珍しいですね。切れやすいのでしょうか。
先述したように、未使用品だったのでリモコンにはバッテリー保護のプラスチック版が差し込まれています。引き抜いて使用開始しましょう。
本体を詳しく見てみる
本体下部にはUSBメモリを挿す端子。
サイドには外部入力端子があります。付属のオーディオケーブルで外部から音声を入力する場合はここに繋ぎましょう。
使用してみる
さて、早速動作テストしてみましょう。電源はシガーソケットからのみの供給なので、車で動作テストしても良いのですが、わざわざ車まで撮影しに行くのが面倒なのと、車で常用する予定は全く無いので、
今回はこのシガーソケット用のAC-DCコンバータを使用して家庭用コンセントで使用してみます。この手のコンバータはカー用の機器を家庭で一時的に使用する時に便利なので一個持っておくと便利です。
ちなみにこのFMトランスミッターは普通車の12V専用なのでAC-DCコンバータも12V用のものを用意しています。
シガーソケットに本体を差し込むと無事電源が入りました。
本体中央の”CHボタン”を押すと、左右ボタンで送信するFM放送の周波数を設定できます。周波数帯は87.5Mhz~108.0Mhzの範囲で指定できるので、お使いの地域でFM放送が行われていない空いている周波数帯を適当に設定しましょう。
付属リモコンのテスト。音量など特に問題なく動作しています。
ここで本体にMP3の音楽データが入ったUSBメモリを繋いでみます。長めのUSBメモリだとかなり不格好ですな。
説明書によると2GBまでのUSBメモリに対応との事。
ここで問題が。USBメモリの形状や厚みによっては本体に物理的に干渉して、奥まで挿入できずにUSBメモリが認識不能な場合があるようです。
今回は強めに押し込む事によってギリギリ挿入でき認識もされましたw
残念ながらMP3データのファイル名は日本語表示に対応していないようです。(日本語部分は”ーーーーー”の様にハイフン表示になってしまいます)
曲名を表示させたい場合はあらかじめMP3データのファイル名を半角英数字で表記しましょう。
FMラジオで音声を受信してみる
本体側で曲を再生している状態で、FMラジオを先ほどあらかじめ設定した任意の周波数帯に合わせると無事音声が再生されました。(今回はaiwaのワールドバンドラジオAR-MD20を使用しました)
音質はやや高音部がこもり気味ですが、まぁ、一般的なFMトランスミッターと比べても可もなく不可もなくといった感じでノイズも無く普通に聞こえます。
今回の購入した値段を考えると十分及第点ですね。
ここでFMトランスミッターとFMラジオの距離を徐々に離して受信状態の変化を確認してみました。
・距離数cmの場合
65dBμ(受信信号強度)
44dB(SN比:ノイズと信号のレベル差_数値が大きいほどノイズ少)
・距離約2mの場合
26dBμ
21dB
上記の実験ではFMトランスミッター本体からFMラジオが約2m離れると、信号強度は40dBμ近く弱くなっている感じです。車で使用する場合は、FMラジオのアンテナの位置は車種によって違うと思いますが、場合によっては信号強度が十分得られず、ノイズ等が入りやすくなるかもしれません。
比較する機器がないので何とも言えませんが、こんなもんなのでしょうかねぇ。
まぁ、自分の今の車にはナビにMP3や動画の再生機能は当然のように標準で付いていますし、Bluetooth等の通信機能もあるのでこの機器は使用する予定は当面無いでしょうからどうでも良いかも知れませんがw
今回はここまで。では、また。