AliExpressで購入
AliExpressで面白そうなガジェットを見つけたので購入してみました。
商品は2週間程で到着。テスラコイルの実験セットです。値段は400円程だったと思います。
実験系のテレビ番組等で見た事があるかも知れませんが、大型のコイル上に高電圧を発生させて紫色の稲妻のようなものを放電させてバチバチやってるあの機械のミニチュア版ですね。
(↑画像はWikipediaのテスラコイルの解説ページより)
詳しく見てみる
今回はコイル基板部は完成版を購入したので、それ以外の付属品は上記のみ。コイル基板部に取り付ける足部とネジ、それとネオン管が一個。
このネオン管は後述しますが、コイル部からの放電の様子を観察するために付属している様です。
コイル基板部。大型のコイル部と青色のスイッチ部、
電源入力部のプラグ端子があります。ここに別途用意した9V-12V程度のACアダプタを差し込みます。
左側の部分はレギュレータの放熱板ですね。使用時はかなりの熱を持つようです。
コイル基板部に付属の足をネジで留めます。この足の部品は基板部には3つしか取り付ける所が無いのですが、なぜか4セット入っていました。
予備なのでしょうか?ちょっと謎です。
電源を繋いでみる
別途電源を用意して10V程の電圧を加えて電源をONにしてみます。コイル内部にある青色LEDが青く点灯し、無事に電源が入ったようです。
この状態でネオン管をこのコイルに近づけていくと・・・・・
なんと、ネオン管側には電源は一切繋げていないのに、ネオン管が点灯しました。
どうやらコイル側からの放電の電磁波によりネオン管が点灯したようです。うーん、不思議。
次に、コイルの先端のケーブルを上部に少し伸ばしていくと、
おーっ!!極わずかですがケーブル先端がビリビリと放電してしています。”ジーッ”というような放電音をかすかに聞くことも出来ます。
調べてみるとこれはコロナ放電と呼ばれているものの様です。この付近にはおそらく数万V(ボルト)の電圧がかかっていると思われます。
また、この放電中はオゾンが発生するので付近では独特の臭いが感じられますね。
金属線を放電部に近づけると放電部の先端が金属線に引き寄せられるように曲がります。
空気は通常電気を通さない不導体ですが、超高電圧状態で放電されているので空気中を無理やり伝わって通電している状態なんでしょうね。
まさに”ミニ雷”ですね。スゴイっ!
蛍光灯を近づけてみる
先ほどは放電時にネオン管を点灯させましたが、蛍光灯等を近づけても発光するようです。(もちろん、蛍光管に電源などは一切繋げおらず、駆動中のテスラコイルに蛍光管を近づけているだけです)
思ったより明るく発光しますね~。なかなか面白い。
わずか数百円の商品で家庭で手軽にコロナ放電の観察ができるのは感動です。
商品によってはもっと高電圧状態にしてより大きなコロナ放電を観察できるものがあったり、放電時のバチバチ音をスピーカー代わりにして音を出したり出来るものもあるようです。
ただ、この手の商品は比較的安全に設計されているとは思われますが、レギュレーターのヒートシンクはかなり高温になるので長時間の使用は避けた方が良いと思われます。また放電部に指で直接触れて火傷をしたり、精密機械をむやみに近づけたりすると強力な電磁波で機器を損傷する可能性もあるので注意は必要だと思います。
それらの点に注意して正しく実験を行うことをお勧めします。
今回はここまで。では、また。