WiiセンサーバーをUSB電源で使用できるように改造してみた

Wiiセンサーバー

ゲーマーの方なら一家に一台はあるであろうWiiセンサーバー。

ご存じの通りWiiリモコンの動きを画面内のポインタに伝えるためのWii必須の周辺機器ですが、当時Wiiで遊んでいた方ならテレビを買い替えてない限り、今でもテレビの上部や下部に貼り付けたままにしている人も多いかもしれませんね。

センサーバーなのにセンサーが無い?

(赤外線点灯時の状態)

有名な話ですがこのWiiセンサーバー、名前は”センサー”と付くものの、実は内部にセンサーは一切ありません。後で分解した際に分かると思いますが、動作としては内部に赤外線LEDがいくつか入っており、それがWii動作時に点灯しているだけです。

この赤外線LEDから発せられた光をWiiリモコン側が検知してWii本体に情報を送り、画面上のポインタの位置を計算して表示しているという仕組みです。

そのため、Wiiセンサーバーの周りに赤外線を発光するもの(ロウソクの灯りや赤外線ライト等)が近くにある場合誤作動してしまいます。

ちなみに、赤外線は人間の目では光を感じる事は出来ませんので、点灯の確認にはデジカメやスマホ等のカメラ機能でモニター映像を通して見れば確認できます。(但し、赤外線カット機能があるカメラでは確認不可

専用電源なのが使いずらい

この、センサーバーは仕組みは単純なんですが電源がちょっと特殊。上図のような特殊な形状のプラグを、Wii本体の専用端子に繋いで電源を供給する形になります。

まぁ、通常はWii専用周辺機器なのでWii本体に繋げないといけないという事は当たり前なのですが、ただ、この制限があるためテレビからWii本体までダラダラと長い配線をしなければならず結構それが美しくないんですよね。

(↑ Wiiワイヤレスセンサーバー)

って事で、一時期は上記のような非公式の電池駆動のWiiワイヤレスセンサーバーを使用していたのですが、これはこれで結構電池の消耗が激しく感度が悪くなったり、電源を切り忘れて数日後に気付いたら電池が完全に無くなっていたりと問題も多い感じでした。

USB電源で動作するようにしたい

そこで思ったのが、このWiiセンサーバーがUSB端子から電源供給出来ないかという事です。最近のテレビは録画用HDD等の接続のためにUSB端子を備えている事も多く、そこに接続できれば配線もスッキリしますし、電池切れの心配もありません。

そう思ったら早速分解。簡単に分解できました。

分解に際してのちょっとした注意点ですが、まずこのWiiセンサーバーは裏側が6か所のY字ネジで止められているので、専用のY字ドライバーが必要です。

後、6か所のネジのうち2つは両端の固定シールを剥がした場所に隠されています。

内部回路を取り外しました。非常にシンプルな構造ですね。

各、左右の基板には赤外線LEDが5個と抵抗が1個直列に配線されています。ちなみに赤外線LEDは5個のうち3個は正面方向を向いており、残り2個は角度をつけて取り付けられています。

抵抗値はテスター上では26Ω程ありましたが、カラーコードを調べた限りは24Ωの様です。

Wii本体部からは約7.3Vの電圧が来ています。この電圧が左右の基板に並列につながっています。

各赤外線LEDには約1.25V程の電圧がかかっています。

USB電源では電圧不足

軽く内部の構造を調べましたが、この時点で問題が。

先程、各赤外線LEDには1.25Vの電圧がかかっていると言いましたが、これが直列で5個繋がっていますので、この部分だけでも単純に”1.25Vx5個=6.25V”の電圧が必要です。USBの供給できる電圧は5Vですので既に電圧が足りません。LEDはある電圧以下だと全く点灯しませんので、このままではUSB電源での運用は無理です。

少し作戦変更が必要ですね。

最初の方はレギュレータを使って昇圧しようかとも考えていましたが、ふとネットで情報を探っているとある情報が。どうやらWiiはこの赤外線LEDの数を少々減らしても特に問題なく動作するとの事。(もちろん厳密には精度は多少落ちると思いますが)

という事で、左右の各基板から2個ずつ赤外線LEDを取り外して、余っているジャンパ線で配線し直しました。左右の各5個のうちどれを外しどれを残すか少々迷いましたが、最終的に間を間引く形で赤外線LEDを取り外しました。

理論上、これで5V電源で左右それぞれ3個の赤外線LEDを(24Ωの抵抗を含めても)点灯させる電圧は確保できそうです。

ケーブルを加工する

次はWiiセンサーバーのプラグをUSBプラグに交換していきましょう。

まずは、Wiiセンサーバーのプラグを切断します。

ケーブルが非常に細いので加工しずらいですが内部の2本のケーブルを剥きだします。赤色のケーブル側がプラス極ですね。

次にダイソーで適当なUSBケーブルを買って来ました。

USBプラグ部が付いて入ればなんでもいいですが、今回はiPhoneの”充電専用”ケーブルを選びました。(今回の目的は電源供給だけですので、データ送信機能が無い、単純な”充電専用”ケーブルを選んだ方が余分な配線が内部に無いので加工しやすいと思います。)

こちらのケーブルも不要なプラグ側を切断して内部のケーブルを剥きだします。先ほどと同じく赤いケーブル側がプラス極ですね。

後は両者のケーブルをねじって接続しハンダ等で固定した後、絶縁テープでショートしないように軽く巻きます。

今回は仕上がりをキレイにするのと接続部の保護のため事前に熱収縮チューブを通し固定しました。

USB電源稼働するWiiセンサーバーが完成!

多少手間はかかりましたが、無事完成しましたー。

試しにUSB電源アダプタに繋いでみます。

肉眼では動作状況が分かりませんのでカメラで撮影したところ、赤外線LEDがしっかり6個点灯しているのが確認できました。

Wiiでの動作もテストも良好です。もし、感度が悪いようなら、感度調整を試してみると改善されるかもしれません。

今回はここまで。では、また。

Author: Naokit

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