押入れで発見
先日、数年前にハードオフで購入したまま押入れにしまったまま忘れていた商品を発見。
エポック社より発売されていたゲームマシン、エキサイトピンポンです。
テレビに接続するタイプの体験型卓球ゲーム機です。
値段は当時の税率でなんと税込108円!
詳しく見ていく
開封すると付属品はすべてきれいな状態で揃っていました。
ラケット等は袋に入ったままで一瞬、新品かとも思える程です。
中身を取り出しましたが外観上の汚れなどはなくかなりキレイ。
ラケットを持ってみる
実は私Naokitは卓球は未経験であまり詳しくはないのですが、ラケットの持ち方が2種類ある事ぐらいは知っています。
シェイクハンドですよね。ラケットは程よい重さと大きさでどちらの握り方でも違和感なく持てる感じでしたが、後でマニュアルを確認してみるとシェイクハンドの握り方が推奨との事です。
遊ぼうとすると驚愕の事実が!
では、ウキウキしてきた所で早速遊んでみようかと電池をセットする為に裏返した所、
ありゃ、電池が既に入っている!?・・・って事ははもしや・・・
はい、予想通り電池が液漏れを起こしていました・・・・。
買った当時に電池が入っている事に気付いていれば当然抜いていたのですが、確認もせず押入れにしまっていたために起こるべくして起こった事故ですね・・・。
まずは接点の掃除から
まぁ、起こった事はしょうがないので、面倒ですがまずは接点の清掃をしていきましょう。
4本のうちこの一本の液漏れがかなり酷い。
電池が裂けていたのでなんかいろいろ大変な事になっています。
端子の腐食もかなりありましたが、
腐食部分をヤスリ等で削り落とし、仕上げに接点復活剤を使ってどうにかキレイに復活させました。
幸いラケット部は腐食無し
この後、ラケット部も電池が入れっぱなしになっていた事にも気付きましたが、幸いこちらは液漏れして無かったので一安心。
とは、言っても電池はボロボロ状態。外装の変形が見られますので、こちらもいつ液漏れを起こしていてもおかしくない状態でした。
遊んでみよう
電池を入れ替えてスイッチを入れると、無事起動。
バッチリタイトル画面も表示されました。
ゲームのモードは3種類あり、本体部のボタン操作で変更可能。
ゲームはなかなか面白い
ゲームは単純で、画面に合わせてタイミングよくラケットを振るだけ。
(ボールの飛んでくる方向とラケットの位置は関係ないようで、タイミングよくラケットを振りさえあえば打ち返せます。)
仕組み的にはラケットのスイング時発せられている赤外線を、本体のセンサーが読み取って反応しているようです。
画面2分割による2人プレイも可能。シンプル操作だけに意外とハマりやすく面白いですし、爽快感もありますね。相手とのラリーが何回続くかを競うモードもあり一人でも結構楽しめました。
この手の体感ゲーム機の代表格といえば任天堂のWiiが真っ先に思いつきますが、このゲーム機が発売されたのが2001年でWiiが発売される5年ほど前だったことを考えると、なかなかよく出来ています。
Wiiとの意外な関係 !?
さて、このゲーム機には
箱の裏に”XaviX テクノロジー”という技術が使われているという表記があります。
この”Xavixテクノロジー”とは何ぞやと思いネットでググったところ意外な事実が発覚しビックリ。
なんとこの”Xavixテクノロジー”という体感ゲーム機に使われている技術を開発している”新世代株式会社”という会社は、任天堂の社員の十数名がスピンアウトして作った会社だそうです。
この技術が、後に一世を風靡する体感型ゲーム機Wiiの開発と具体的にどういう関係があったのかどうかは不明ですが、何かしらの繋がりがあったのかも知れないと考えると非常に興味深いものがあります。
また、赤外線という昔からよく使われているポピュラーな技術をうまく応用し、ゲームに上手く活用する等、任天堂の故横井軍平氏の”枯れた技術の水平思考”という信念が垣間見えるのも感慨深いですね。
ゲーム自身の面白さも、ある意味任天堂クオリティであるのであれば納得ですねー。
では、今回はここまで。
おまけ
箱の中にこのゲーム機の姉妹品であろう”エキサイトスタアム”という野球体感ゲーム機のチラシも入っていました。こちらも面白そうですので、もし今後ハードオフで見かける機会があれば是非やってみたいです。