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今回、ハードオフで見つけたのはバンダイの隠れた名機であるワンダースワン。ジャンク品でお値段は324円

以前、電源スイッチ部分不良の”ワンダースワンカラー”を買って直したことがありましたが、今回のワンダースワンは初代のモノクロバージョン。ゲームボーイの生みの親の故 横井軍平 氏が開発に関わっている事もあり、カタログ値では単3電池一本でなんと30時間駆動可能とゲーム機としては非常に燃費の良い機種であります。当時のハードとしてはかなりツボを押さえられられた機種で、スペック的には割としっかりした機種なのですが、その後のバンダイの迷走(短期間に頻繁にモデルチェンジが繰り返された)によりユーザー離れが進み、そのままフェードアウトしてしまった残念な過去を持っています。

液晶が黒ずんだワンダースワン

今回のジャンク理由はおそらくこれ。写真では分かりにくいですが液晶中心部が丸く黒ずんでいます。肉眼で見ると一目で違和感を感じるほどでまぁ普通の人なら購入をためらうでしょう

いわゆる液晶のビネガーシンドロームってヤツですね。液晶の表面にある偏光板が経年劣化により化学変化を起こし変色してしまう現象です。自分もあまり詳しくは無いのですが、以前、自称ハードオフジャンカーのsetsuhiwa 氏から知識として教えてもらったことがあるので名前は知っていました。

(後述しますが、ビネガー(酢)と言うだけあって、この現象が起こると非常に独特な異臭がします)

動作確認をしてみます。今回は横井軍平 氏に敬意を払って”GUNPEY”のゲームを使用。

ゲームは無事起動しました。ゲーム音やボタン部は特に問題なし。しかし、やはり液晶が非常に見づらい。コントラスト調整をしても黒ずんだ部分とそれ以外の部分の濃淡があいまいになりまともにゲームが出来ません。

とりあえず手持ちの偏光板を準備

これは是非直してやらねば!・・・って事で用意したのがネットで購入していた偏光板(10枚セット)。本当は以前紹介したドンキーコングのゲームウォッチの液晶を直すために購入していたのですが、面倒なのでしばらく放置していましたw

この偏光板ですが、知らない方に解説するとある方向の光を遮断する性質を持っておりまして、2枚重ねた時に同方向に重ねた場合は下の絵が透けて見えるのですが、

片方の偏光板の角度を90度回転させると真っ黒になって光を遮断するという性質を持っています。面白いですよね。この光のシャッターのような性質を利用して液晶からの映像を表示したり遮断したりしているんですね。

ワンダースワンを分解

話は戻って、ワンダースワンを早速分解していきます。

分解は比較的簡単なのですが、注意する点としては、基盤部と液晶を繋げているフラットケーブルを外す際にサイドのラッチをちゃんと解除して外すようにしましょう。絶対に無理やり引き抜かないように。

はい。液晶部分を基板から分離できました。

いよいよ液晶の偏光板を交換

前面のカバーを外し、

液晶がケースの裏面から両面テープで張り付けられているので、前面部から縁の方をゆっくり爪の先で押しながら外していきます。

外せました。

後は表面に貼ってある古い偏光フィルムを剥がしていきます。この時に結構な酢酸臭が発生しますので注意

液晶に付着している接着剤を除去

偏光板を液晶から剥がしました。銀色の部分が液晶本体ですね。液晶部に酢酸臭のする接着剤がこびり付いているのでがんばって綺麗に剥がしていきましょう。

本当は無水エタノール等でふき取るのが良いのでしょうが、自分の場合はこれを使いました。消毒用アルコールです。

これぐらい汚かったのを、

ここまで綺麗にしました。テレビを見ながら作業してたのですがベトベトを完全に取るのに小一時間位はかかりました。ここが今回の作業で一番面倒な作業です。

新しい偏光板へ交換

液晶に偏光板を重ねると偏光板の向きによって色が変わります。取り付ける向きを間違えないようにしましょう。

本体を仮組して、液晶の部分に偏光板を重ねてテストしてみます。銀色の液晶部分と偏光板が重なった場所だけちゃんと画像が表示されてますね。


↑動画にするとこんな感じです。

ちゃんと表示されることを確認後、新しい偏光板を向きを間違えないようにカッターで適当なサイズにカットします。

後は逆の手順で組み上げて・・・・

液晶がかなり見やすくなった

完成です。見違えるほど液晶がくっきりと表示されています大成功です!

余った偏光板の切れ端は捨てずに取っておきましょう。デジタル腕時計や小型のゲーム機等の液晶修理に使えます。

次回は、この勢いでゲームウォッチも直してみようかなー。(やるとはいってないw)

↓ 追記:後日ゲームウォッチの偏光板も交換しました。

ゲームウォッチの液晶の反射板&偏光板を交換してみた

 

  

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