以前修理したディスクシステム
以前フリマサイトで購入し、ベルト交換の修理をしたファミコン”ディスクシステム”。時々電源を入れて遊んではいるのですが、保管時に少し気になる事が。
このディスクシステムには本来、新品購入時に付属しているヘッド保護シートが付いて無かったのです。
ヘッド保護シートとは?
(↑参考画像:ヘッド保護シート)
上に参考画像を貼っていますが、この保護シートはディスクシステム内にディスクカードが入っていない時にドライブ内部のヘッド等を守るために代わりに挿し込んでおくシートの事です。
ディスクシステムを分解した状態で内部を確認してみると良く分かるのですが、ディスクカードを入れた状態だとヘッドパッド部分が浮いた状態から下がった状態になり固定されて安定された状態になります。
(↑ディスクカード未挿入の状態)
(↑ディスクカードを挿入した状態)
また、ディスクカードを挿入した状態だとメカ機構部のバネが縮んだ状態になり、長期間保存時にバネの劣化を防げる事にもなります。
という事で、ヘッド保護シートは何気に大事な部品であったりもするわけです。
まぁ”ヘッド保護シート”といっても素材はただの厚紙であり、格別特殊なものではありませんが、紙ゆえに傷みやすく結構な人が捨てたり紛失したりしてしまう事が多い付属品です。このディスクシステムの専用ヘッド保護シートはフリマ等でも販売されていますが、2000円近くする事も多く、たかが厚紙に金を払うのもバカらしいので今回は自作にチャレンジしてみる事にしました。
自作していく
って事で自作していきましょう。
まずは手頃な厚紙を準備。今回はamazonの段ポール箱の底に補強用として入っていた段ボール紙を使用します。
次にプリンターを使用してオリジナルのディスクカードを等倍コピーします。
はい、コピー完了です。今回は一時的な型紙として使用するだけなのでモノクロでコピーしています。
型紙を段ボール紙にのりで軽く貼り付け、この型紙を頼りに段ボールを切り出していきます。
下部は取り出しやすいようにツマミ部分を作っておきましょう。また底部の角は取り出し時に引っかかりにくいように斜めに切り込みを入れておくとよいでしょう。
後はヘッドや回転部に干渉しないように型の画像で見当を付けながら該当部分を切り抜きましょう。
次はスムーズに挿入出来るかテストです。うん、イジェクトレバーの反応も良好です。
後は仮留めしていた型紙を剥がせばこんな感じでほぼ完成。
一応、分解した状態でも確認。
ヘッドパッド部にも干渉してません。
ライトプロテクト部も切り抜く
先程までで、ほぼ完成と思ってましたが、
そういえば、ディスクカードには書き込み禁止にするライトプロテクトのツメがあるのをすっかり忘れていました。
この写真では分かりにくいですが、この白い部品がこのツメを感知する部品でここがヘッド保護シート挿入時に押された状態になり少々干渉してしまいます。
なので、この部分に追加で切り込みを入れておきました。
これで無事完成ですかね。
完成したヘッド保護シートにはゴミと間違えられない様、念のため文字を書き込んでおきましたw
今後はディスクシステム保存時には活用していこうと思います。
って事で、今回はここまで。ではまた。