急に電源が入らなくなった
初代DSが定期メンテナンス中に急に電源が入らなくなりました。
電源が入らないので、電池切れかなと思い充電器を接続してみるも、一瞬だけ充電ランプが付いた後、すぐ消えてしまい充電も出来ない状態。
最初はバッテリーの問題かなと思いましたが、他の正常なDSのバッテリーに交換しても症状は変わらずのようなのでDS本体に問題がありそうです。
原因を探る
まぁ、こうなったらとりあえず分解ですよね。
パッと見た感じではショート等で焼損している箇所は無さそうです。
↓※DSの分解にはY字の特殊ドライバーが必要です
経験上、この手のゲーム機が急に電源が入らなくなった時は、ヒューズが怪しいと思ったのでネット情報でヒューズの位置を確認。初代DSの場合はバッテリー接続端子部付近の”F2”と言う場所に電源用のチップタイプのヒューズが取り付けられているとの事です。
テスターでヒューズの抵抗値を測ってみると、全く通電していませんでした。予想通りのヒューズ切れですね。
更にネットで調べてみると、このヒューズは”1608 0.5A”というものの様です。当然この規格のヒューズは持っていません。
禁断の方法を試す
先述したようにヒューズの持ち合わせがないのでとりあえず禁断の方法を試してみましょう。
(注:以下の方法は自己責任になります)
とりあえずハンダごてでチップコンデンサを外し、
その間を適当なジャンパー線を仮ハンダ付けしショートさせました。
電源が入った!
その後、本体を組み上げて電源ボタンを押してみると・・・
無事に電源が入るようになりました。やはりヒューズ切れに間違いなかったですね。
ちなみに充電器を繋ぐと、ランプが問題なく点灯し充電出来るようになりました。
ここで、もし充電が出来なかった場合は充電用の別のヒューズ交換も必要な様ですが、今回は大丈夫でした。
あくまで暫定的な処置
今回はヒューズを外し、代わりにジャンパー線でショートさせて一時的に動作確認しましたが、この方法は安全装置を外している状態なので、もしもの時に発煙や発火が起こったり、他の回路にダメージを与える可能性があるので真似はしない事をお勧めします。試される方はあくまで自己責任でお願いします。
なお、今回はこの修理の検証後は念のためバッテリーを取り外して本体を保管しています。
(私Naokitもいずれこのタイプのチップヒューズが手に入ったら再修理をする予定です。)
って事で今回はここまで。ではまた。
↓ちなみに以前同様にスーファミのヒューズ交換修理を行った記事もありますので良かったらこちらもどうぞ。