スーファミを頂いた
職場の人よりスーパーファミコン(以下スーファミ)を頂きました。
スーファミ自体は既に数台所有しており、特にそんなに欲しいものでもなかったのですが、廃品回収的なノリの軽い気持ちで引き取りました。
ちなみにおまけでソフトも2本頂いています。
家に帰ってある事に気付く
仕事も終わり、家に帰って頂いたスーファミの動作確認とメンテナンスでもしようかと何気なく裏返して製品のシールを見て驚きました。
これ、もしかして幻の”1chip(チップ)スーファミ”じゃね?
詳しい人ならお分かり頂けると思いますが、このシールの
三角マークの中に(!)表記の”注意”マーク。
それに、この”SHVC-JPN-1”の表記。
”S25”で始まる製造番号。
いずれも1chipスーファミの要件を満たしています。これはもしかするともしかするかも知れません!!
んで、1chipチップスーファミって何なのさ?
さっきから1chip、1chipと繰り返し言っていて、知らない方にはいったい何の事かと思われるかもしれません。
簡単に説明すると1chipスーファミというのは、1995年頃以降に製造された後期型のスーファミの事で、前期・中期型のスーファミに比べて内部のチップが改良されており、より高画質・高音質になっているスーファミの事です。
マニアの方にとってはこの1chipスーファミはとても人気があり、市場で探すときの見分け方等の情報もかなり前から各種出回っています。先ほどの製品シールの見分け方もその一つです。
↓1chipスーファミについては以下のサイト様が詳しいです。
1chipスーファミは後期型という事もあり、市場に出回っている数はかなり少ないため希少価値がありプレミア化しています。
(ある資料によると1chipスーファミの生産台数はスーファミ全体の5%前後ぐらいとの事です)
分解して確認する
さて、この1chipスーファミですが、前述のとおり外見からの見分け方は各種情報がネット上に出回っているのですが、例外も少なからずあるため、確実な確認方法は分解して内部の基板を見るしかありません。
一応、念のため分解して内部を確認していきましょう。
ちなみにスーファミ内部にアクセスするためには、上図のような特殊なドライバーが必要です。
ドキドキしながら分解していきます。
裏面のネジを6か所外し、フタを取り除き・・・・・
ROMカートリッジ挿入口の基板上の文字を確認。
おおおおおっ!”SNS1CHIP”の表記が確認できました!
更にシールドで覆われたこのカバーを外すと、
ここにも1chipスーファミの証である、”SNS-CPU-1CHIP-02” の輝かしい文字列が!!!
完全に当たりです!!!
(1CHIPの後の”02”の数字は”01”,”02”,”03”があり数字が大きい程より後期のようです。)
ちなみに、この1chipスーファミの高画質化の恩恵を十分得るためには普通のコンポジット接続ではなく、S端子以上の接続方法が望ましいとされているようです。今後S端子ケーブルを手に入れる機会があれば、また何かお伝えできればと思います。
では、今回はここまで。