尿管結石になったので、記念にダイソーのキットで結晶を作ってみた

それは突然やってきた

5月某日の深夜4時半頃。突如、右腹部の激痛で目が覚めました

その痛みはトイレに行っても収まる事は無く、腸を何度もねじられたような感じの疝痛(せんつう)に襲われました。その痛みはあまりの激痛で冷や汗はでるわ、全思考回路がその痛みに持っていかれて意識が朦朧とするわで、それはもうただ事ではない痛みでした。

数十分後あまりの痛みに、いても立ってもいられず深夜に救急病院に連れて行ってもらいCTスキャンで検査し原因が判明。

尿管結石でした。(人生2度目)

尿管結石とは

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比較的知名度の高い病気で知っている人も多いと思いますが、三大疼痛(心筋梗塞・尿管(路)結石・群発頭痛)の1つとされている、とても痛みが激しい病気です。

体の中(腎臓)にシュウ酸やカルシウム等の成分が結晶となって石化し、それが何らかのきっかけで尿管内に落ち込み尿の流れを妨げることにより、腎臓内の圧力が増し激痛が起こるというものです。

食生活による原因も考えられますが、自分の場合は父親や今は亡き祖父も数回づつこの尿管結石に悩まされており遺伝的なものかもしれません。

幸い今回自分の場合、結石の大きさは数ミリ程度であったため点滴で痛み止めをし水分を大量に摂取して自然排出を促し経過観察をする事で事なきを得ました。(膀胱内まで石が落ちると痛みはほとんど消えました。)

・・・って事で結晶を作ろう!

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という事で、今回は大変だった”尿管結石の痛みを忘れないようにしよう!”という事で結石も結晶の一種なので結晶を作ってみる事にしました。

(まぁ、あの痛みは地獄なので本当はすぐ忘れたいですがw)

買ってきたもの

ダイソーで買った実験シリーズの1つ。”冬の実験キット 結晶をつくろう!”。

昔から子供用の実験シリーズでは定番なので、似たようなものを作ったことがある人も多いかも知れません。

中に入っているものはこれだけ。

説明書・PVA(ポリビニルアルコール)のり・ろ紙・尿素

尿素は肥料や化粧品でも良く使われている薬品ですね。

早速作ってみる

紙コップに尿素とお湯40mlを入れて良くかき混ぜます。

この時、吸熱反応が起こるのでお湯は一瞬にして冷たくなります

その後、付属のPVAのりと台所用洗剤を数滴たらし更に混ぜます。

おそらく役割としては

PVAのり→ 結晶の固定

洗剤(界面活性剤)→ ろ紙に液体をしみこみやすくする

と思われます。

結晶に色を付けるために付属の ろ紙に水性のサインペンで好きな模様を描きます。

色を付けたろ紙を丸め円錐状にしホッチキスでとめます。

適当なトレイに作成した液体を浸し、ろ紙を乗せて準備はOK。

後は、時間の経過とともにろ紙に染み込んだ水分が蒸発し結晶が現れてくるのをのんびり観察していきましょう。

変化を観察してみる

約1時間経過

テレビを見てちょっと目を離しているうちに結晶が出来てきています。

2時間経過

あまり変化は感じられませんが、多少結晶が育っているようです。円錐状のろ紙付近よりもトレイの内周で結晶が育ってきている感じです。

ちょっと昼寝して7時間経過

ここでハプニング発生。なんとトレイ底部から液体が染み出しています。今回、紙皿トレイを使用したのですが、長時間の使用でふやけてしまったのでしょう。1日ぐらいは持つかなと思っていたのですが・・・・ダメですね。

しかもそれが原因なのか、円錐の上部方向に結晶が育たず、トレイの内周にどんどん結晶が育ってきてしまっています。とりあえず観察は続けます。

約一日経過。

トレイ全体にあふれんばかりに結晶が育っています。なんか、かき氷みたいになってきました。内部の液体もほとんど残ってないようです。

これでほぼ完成ですかね。ハプニングはありましたがこれはこれで、結構きれいに出来ました。カラフルな結晶は結構ポップな感じで綺麗ですね。

最後に結晶の写真集を。

以上結晶の拡大写真をいくつか紹介。拡大すると結晶がとても神秘的で綺麗ですよ。

ろ紙の代わりにモールなどに浸しても面白い結晶が出来るようです。

また、お持ちのカメラにタイムラプス機能(一定時間ごとに写真を撮ってくれる機能)が付いていれば時間による定期的な変化を動画にして観察してみてもいいかもしれません。

子供さん等おられる方は親子で観察しても楽しいでしょうね。

今回はここまで。皆さんも尿管結石には気を付けましょう!

 

  

Author: Naokit

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